News

  • F1

ソーシャルメディア界でF1は今も「名もなき」存在

Jim
2018年1月16日 « インディドライバーも考慮すべきとチルトン | シロトキンがウィリアムズのレースドライバーに »
© Simon Galloway/Sutton Images
拡大

F1首脳陣は2017年に大躍進を遂げたとはいえ、F1はライバルスポーツに比べてソーシャルメディアで「相当に遅れている」と考えているようだ。

今月、2017年にF1オーナーとなったリバティ・メディアの猛プッシュもあり、F1は『Facebook(フェイスブック)』、『Twitter(ツイッター)』、『Instagram(インスタグラム)』、『YouTube(ユーチューブ)』のフォロワーが54.9%増加したと発表。1年を通してソーシャルメディアで最も成長を遂げたスポーツとなった。

数字自体は励みになるものだったが、幹部たちはF1が直面する課題の大きさを踏まえて奇跡はないと考えている。ウィリアムズの元テクニカルディレクターで、F1の将来的な方向性の決定を手助けするべくロス・ブラウンの下で協力するパット・シモンズは2017年の成果が始まりに過ぎないことを理解しているという。

MIA(モータースポーツ・インダストリー・アソシエーション)による『エンターテインメントおよびエネルギー効率に優れたモータースポーツ会議』でシモンズは「われわれは相当に遅れている。フェイスブックだけを見れば、バルセロナのサッカークラブが9,550万人なのに対してメルセデスは1,000万人を超えた程度だ」と述べた。

「名もなきF1だ。ドライバーも同様。ルイス(ハミルトン/メルセデス)はフェイスブックで400万人のフォロワーがいるが、(レアル・マドリードのサッカー選手、クリスチアーノ)ロナウドは1,180万人いる。こういった部分に関してわれわれはかなり遅れている。少なくとも、今はそのことに気づいている。リバティが引き継ぐ以前はバーニー(エクレストン)の脳裏にこれがよぎることなど一切なかっただろうと思う」

ソーシャルメディアの新たなアプローチの一環として、レース週末中にチームに対して課せられていた制限の緩和などが取り組まれているほか、シーズン中には多くの動画コンテンツも制作された。これらの動画は2016年に比べて165%も多く拡散されている。

かつてF1最高権威と言われ、2017年初頭にリバティ・メディアに役目を託したエクレストンは頑強なソーシャルメディア反対派だった。ある時にはF1が若年層にアピールする必要はないと豪語し、ツイッターは自らが天に召される前に死滅するとまで言いのけていた。

© ESPN Sports Media Ltd.