News

  • フォーミュラE

2040年にはフォーミュラEがモータースポーツ最高峰?

Jim
2018年1月10日 « アリバベーネ、2018年の成功には"頭痛の種"解消が必要 | 2018年、「勝つチャンス」を信じるマクラーレン »
© Sutton Images
拡大

フォーミュラEのCEOを務めるアレハンドロ・アガグはフォーミュラEがF1を抜き、2040年までにはモータースポーツで生き残れる唯一のシリーズになるだろうと語った。

電気自動車レースのフォーミュラEは現在、発足から4シーズン目を迎えており、世界中の名だたる大都市のストリートサーキットを舞台に活動を続けている。グローバル企業が将来に向けて環境に優しく持続可能性の高いルートを受け入れる傾向にある中、公道に電気自動車が増えるに伴ってフォーミュラEも世界的な広がりを見せている

ルノーやアウディ、ジャガー・ランドローバーといった主要自動車メーカーもすでにフォーミュラEに参戦しており、ドイツの自動車メーカーであるポルシェとメルセデスは近年中のシリーズ参戦を表明している。また、スイスのプライベートバンク『Julius Baer(ジュリアス・ベア)』、ドイツの保険会社『Allianz(アリアンツ)』、『Visa(ビザ)』といったグローバル企業をパートナーに迎えつつ、先ごろにはファッションブランドの『Hugo Boss(ヒューゴ・ボス)』が長きに渡るF1への露出を取りやめ、フォーミュラEに露出を移動させることを発表した。

メルセデスのモータースポーツ部門を率いるクリスチャン・トト・ウォルフは先だって、近い将来にはフォーミュラEが「本格的なモータースポーツの主流」になるだろうと予測しており、アガグは電気自動車レースについて成長あるのみだと主張する。

ロンドンで開催されたフォーミュラEのイベントで『ESPN』に「フォーミュラEはどんどん大きくなると思っている。20年、30年、40年のスパンで見れば、われわれが唯一のモータースポーツとして生き残っているだろう」と語ったアガグは「もしかすると他にもあるかもしれないが、世界が電気になっているだろうから、おそらく、われわれが主流のモータースポーツになっているはずだ。20年や30年で世界が電気化とならなければ、それこそ問題だ。つまり、そうなったとしても、フォーミュラEがクルマのチャンピオンシップとして存在する」と続けた。

初年度のシーズンが幕を閉じた2015年、元F1チームオーナーであり、フォーミュラEチームのDSヴァージン・レーシングを所有するリチャード・ブランソン卿は2020年までにフォーミュラEがF1を抜いてモータースポーツのトップに立っているはずだと述べていた。

ブランソン卿の見解に同意するかと問われたアガグは「F1とわれわれを競わせたいとは思っていない。われわれはF1が大好きだし、F1は素晴らしいと思う。ただ、リチャード・ブランソンにまったく同意しないというわけでもない。彼はとてもクレバーな方であり、大抵の場合は正しいことを言っている」とコメントしている。

アガグがそう発言する直前には、フォーミュラEがスイスの産業技術企業『ABB』と複数年に渡る冠スポンサー契約を締結し、今週末のマラケシュ(モロッコ)のレース週末から"ABB FAIフォーミュラEチャンピオンシップ"と名を改めることを発表した。この契約はフォーミュラEに年間1,500万ドル(約16億8,800万円)前後の価値をもたらし、2025年まで継続されると見られている。

2014年以降、フォーミュラEの大規模な成長率に驚いたと明かしたアガグはこのプロジェクトの提案当初に掲げていたゴールをすでに達成できたと語った。

「驚いている。プロジェクトを立ち上げた時の予想からはるか遠いところにいる。今回のように、ABB社のような企業とタイトルパートナーシップに調印できるとは、またしても大きなステップになった。このプロジェクトを立ち上げた時にこんなことは予想できなかったので、いいサプライズが続いている。それはつまり、われわれが正しい方向に進んでいることを意味しているのだろうと考える」

© ESPN Sports Media Ltd.