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FIAがグリッドペナルティの規定を修正

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2017年12月8日 « インテルラゴスにセキュリティー改善勧告 | トッドがFIA会長に再任 »
© Mirko Stange/Sutton Images
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物議を醸すグリッドペナルティが、ファンの混乱を取り除こうという試みにより、2018年はわずかに修正されることになった。

2017年を通してグリッドペナルティは議論を呼び、シーズン後半にはさまざまなチームとドライバーに膨大な量が積み重なって適応された。その良い例がイタリアGPだ。20人中9人のドライバーにエンジンかギアボックス交換によるペナルティが科され、スターティンググリッドは予選の最終リザルトと全く違うものになってしまった。

これまでのレギュレーションでは、どのコンポーネントを交換したかでエンジン関連のグリッドペナルティの重さが変わったため、混乱を招きがちだった。ドライバーが年間で使用を認められる4基のコンポーネントを超過した場合、最初の5基目のコンポーネントでは10グリッドのペナルティが科され、それ以降、他に5基目のコンポーネントが投入された場合は5グリッドのペナルティというように決まっていた。このため、ドライバーが受けるグリッドペナルティが実際にあるグリッド数より多くなってしまうということがしばしば発生している。例えば、ストフェル・バンドールンはベルギーで複数のコンポーネントを交換したため、65グリッドのグリッドペナルティを消化しなければならなかった。

2018年はエンジン数が3基に制限されるため、シーズンを通してさらに多くのペナルティが適用されるのではないかという恐れが広がっていた。

今年最後の世界モータースポーツ評議会(WMSC)で、モータースポーツの統括団体であるFIAがこのルールの修正に動いた。これにより、2018年はペナルティが15グリッドに到達(1レースで3つの新エレメント投入に相当)したドライバーはそれ以上の交換が必要になった場合でも、降格数が累積されるのではなく自動的にグリッドの最後尾からスタートすることになった。この数に到達するドライバーが複数いた場合には、ペナルティを適応された順にグリッド最後尾に送られる。

同様に会議で同意がなされた事項には来シーズンの最終的なレースカレンダーの日程があった。それは次のようなものになっている。

【2018年F1世界選手権カレンダー】

第1戦 3月25日 オーストラリア・メルボルン
第2戦 4月8日 バーレーン・サヒール
第3戦 4月15日 中国・上海
第4戦 4月29日 アゼルバイジャン・バクー
第5戦 5月13日 スペイン・バルセロナ
第6戦 5月27日 モナコ・モンテカルロ
第7戦 6月10日 カナダ・モントリオール
第8戦 6月24日 フランス・ル・キャストレ
第9戦 7月1日 オーストリア・シュピールベルク
第10戦 7月8日 イギリス・シルバーストーン
第11戦 7月22日ドイツ・ホッケンハイム
第12戦 7月29日 ハンガリー・ブダペスト
第13戦 8月26日 ベルギー・スパ・フランコルシャン
第14戦 9月2日 イタリア・モンツァ
第15戦 9月16日 シンガポール マリーナ・ベイ
第16戦 9月30日 ロシア・ソチ
第17戦 10月7日 日本・鈴鹿
第18戦 10月21日 アメリカ・オースティン(*)
第19戦 10月28日 メキシコ・メキシコシティ
第20戦 11月11日 ブラジル・サンパウロ
第21戦 11月25日 アラブ首長国連邦・アブダビ

(*承認が必要)

この他、レギュレーションに組み込むためにFIAが議論したという内容には次のようなもが含まれている。

■ セーフティカーの後ろでレースをスタートもしくは再開する際の手順に関するレギュレーション
■ フレキシビリティーを広げられるようなイベントのタイムテーブル変更
■ 旧型マシンを使用したテストを現在FIAのグレード1か1Tのライセンスを持つコースのみで実施すること
■ テストの性質を持たない旧型マシンでのデモンストレーションイベントに関する定め。そうしたデモンストレーションは50kmの距離を超えてはならず、指定サプライヤーによって専用に製造されたタイヤのみを使用すること ■ オイルを燃料として使用できないことを確実にする変更
■ オイルの詳細な仕様の導入
■ エネルギー貯蔵(バッテリー)の最低重量と容積
■ ハローに伴うカメラおよびウイングミラーの位置変更

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