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ピレリ、スーパーハードの使用は想定せず

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2017年12月2日 « 2017年はハミルトンの心理戦勝ちとリカルド | ザウバー、2018年はエリクソンとルクレールのコンビ »
© Lionel Ng/Sutton Images
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ピレリの新しいスーパーハードタイヤコンパウンドが来年実際に登場する機会はなさそうだ。それはマシンのパフォーマンスが予想より上だった場合の保険として用意されたものだという。

F1の単独タイヤサプライヤーは来年からコンパウンドレンジの両端を拡大し、最も柔らかいコンパウンドにハイパーソフト、最も硬いコンパウンドにスーパーハードを導入する。全コンパウンドを今年のものより一段階柔らかくし、1ストップのレースが続いた2017年よりもタイヤ戦略のバリエーションを増やそうという試みだ。

新しい空力とタイヤレギュレーションによって、今年はラップタイムが5秒ほど速くなっており、2018年のプレシーズンテストが始まる頃には今年の終わりと比べて、少なくとも1秒はパフォーマンスが上がるとピレリは予想する。来年の序盤戦ではコンパウンドの選択をソフト寄りにすることが可能だとピレリは自信を示すが、そこから年末にかけて開発が加速した場合のハード側のオプションとして、スーパーハードを保険代わりに確保したという。

「それは来年の使用を見込んだコンパウンドではないんだ。バックアップコンパウンドだよ」とレーシングマネジャーのマリオ・イゾラは『ESPN』に語った。「それをレンジに入れておきたかったのは、何らかの理由でわれわれが年末時点での開発レートを過小評価し、もう一段階ハード寄りのものが必要になった場合に備えてだ」

「現在使用を予定しているのはハードからハイパーソフトまでだ」

イゾラは柔らかくなったタイヤレンジによって各グランプリに持ち込む3種類のコンパウンドが全てレースで利用可能なオプションになることを望んでいる。2017年中の大半のレースで、最も硬いコンパウンドはペースが遅すぎてレース戦略に組み込むことができなかった。2018年はそれが変わるとイゾラは自信を見せる。

「われわれは常に平均を考慮する必要がある。そして、トップチームあるいはグリッド後方チームのために(コンパウンドを)選択することは絶対にない。われわれは常に全てのパッケージを考慮しており、全員にとって良い選択をする必要がある」

「目標は、3種類のコンパウンドを全て来年のレースに適したものにすることだ。1つが硬すぎて、チームが柔らかい方の2つだけに集中することはなくなるだろう。レース中に3つのコンパウンドが全て選ばれ、使用可能であるようにしたい」

© ESPN Sports Media Ltd.