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2017年はハミルトンの心理戦勝ちとリカルド

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2017年12月2日 « アストンマーティンの関心は2021年のF1エンジン | ピレリ、スーパーハードの使用は想定せず »
© Lionel Ng/Sutton Images
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ルイス・ハミルトンは2017年に難しい状況で"冷静な頭"を維持したことにより、セバスチャン・ベッテルの優位に立ったとダニエル・リカルドは見ている。

ベッテルはシンガポール、マレーシアと日本でリザルトを残せずにタイトル争いで形勢を崩し、ハミルトンが46ポイント差をつけてチャンピオンシップ優勝を決めた。マレーシアと日本ではフェラーリの信頼性不足がハミルトン有利に働いたとはいえ、シンガポールではベッテル自身が引き起こした1周目のインシデントによって大事なポイントを落としている。バクーでセーフティカー中に故意にハミルトンのマシンに体当たりし、ペナルティを科された一件も同様だ。

今週バクーでメディアイベントに参加したリカルドは、個人的なパフォーマンスにおいて今年はベッテルよりハミルトンの方が上だったと評価した。

「ルイスのシーズンを見て、そこは尊敬するよ」と彼は述べた。「確かに彼はいいクルマを持っていたけど、セブ(ベッテル)のクルマだって良かったはずだ。ルイスの方が冷静な頭を持っていて、一貫性や落ち着きのレベルも上だった。そこは尊敬しなくちゃね。バトルで熱くなっている最中でも彼はすごく落ち着いていて、シーズンを通してとてもいい走りをした」

F1のベストドライバーは誰かという質問を受け、リカルドは笑って前置きした。「ベストと言ったら僕に決まっているから、とりあえず僕は除外しようか!」

「ルイスは一番いい道具を持っていたとはいえ、プレッシャーや期待も大きかったはずだ――それは彼が10年前にF1に来た時からずっとそう」

「彼は常に高いレベルにいるし、プライベートでいろんなことを楽しんでいるけど、大事な場面できちんとパフォーマンスを見せる。僕はそういう彼を尊敬するし、脱帽するよ――ドライバーとして彼はすごくコンペティティブだ」

「それから、もちろんフェルナンド(アロンソ)もいる。でも、フェルナンドに関してはここ数年いいクルマがなかったから推し量るのは難しい。今でもみんな彼がグリッドのトップドライバーの1人だと思っているのは確かだろうけどね」

「今のドライバー勢で必ず挙げられるのはこの2人。僕のチームメイト、マックス(フェルスタッペン)もすごく強いよ。2人以上になっちゃうけど、認められていてすごく尊敬されているのはこの人たちかな」

パフォーマンスを左右するのは今もドライバーの腕よりもマシンだとリカルドは考えており、そのバランスをF1が今後矯正することを願っている。

「過去4年のチャンピオンシップでルイスが3回勝っているけど、彼が中団チームにいたら、そうはならなかったはずだ。そこにはクルマが大きな役割を果たしている。それをトップに導くためには良いドライバーじゃないとダメだけどね。どっちも両方必要だ。まだドライバーよりもクルマの力の方が圧倒的だ。たぶん、75%と25%ってところかな」

「もう少しドライバーの方を増やしてクルマの割合を減らし、均等にできればいいんだけど。近い将来で現実的なのはフィフティ・フィフティにすることだね。そうなってほしいもんだ。ルイスから最後尾の人までのラップタイムの差は、3秒くらいだと思うけど、ドライバーだけだったら最大でも1秒だ。僕らはそれよりもっと拮抗(きっこう)している。クルマに乗ってみんなが1秒以内なら最高だよ。そうしたらレースがすごく楽しくなる」

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