News

© Mark Sutton/Sutton Images
拡大

2017年のF1シーズン最後のチェッカーフラッグが振られた。フェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップタイムでアブダビテスト最終日を締めくくっている。

このテストはピレリの2018年用タイヤレンジをチームたちが試す最初のチャンスで、コンパウンドの両端にはスーパーハードとハイパーソフトの2種類が追加されている。2日間の大半でフェラーリがトップに立ち、ベッテルが午前中に出した1分37秒551がセッションを通した最速タイムとなった。初日はチームメイトのキミ・ライコネンが最速だったため、SF70Hは失望に終わった1年を、少なくとも最後だけは良い形で終えることができたことになる。

午後にタイムを更新したメルセデスのバルテリ・ボッタスがベッテルから0.9秒離れて2番手となった。それでもベッテルのタイムはアブダビGPの予選でボッタスがポールポジションを獲得したタイムより1.2秒遅いことから、今週のプライオリティが純粋なパフォーマンスに置かれていなかったことがうかがえる。

マックス・フェルスタッペンは今季2勝を挙げたRB13を使っての最後の走行で3番手に入った。RB13の後継マシンこそ、来年の2月26日(月)にバルセロナでプレシーズンテストが始まる瞬間からタイトルに挑戦できるものであることを彼は願っている。

1日を分担したセルジオ・ペレスとエステバン・オコンは合計124周を積み重ねてフォース・インディアにとって非常に印象的な1年を締めくくった。シルバーストーンを拠点とする小さなチームはメルセデス、フェラーリ、レッドブルに次ぐ"ベスト・オブ・ザ・レスト"、ランキング4位でシーズンを終えた。その後ろにはルノー・スポールF1チームのカルロス・サインツがいる。今年のUS GPでトロ・ロッソから移籍したサインツはこのままフランスメーカーのワークスチームで来年はフルシーズンに挑む。

ラスト90分で再びウィリアムズのコックピットに乗り込んだロバート・クビサは最後に28周を完了した。2011年にラリー中の事故で腕に重傷を負ったロータス、BMWザウバーの元ドライバーは、2018年にウィリアムズからの復帰を目指している。

2018年のプランについて堅く口を閉ざすウィリアムズだが、クビサの2日間のアブダビテストは明るい見通しを示しそうだ。最高技術責任者(CTO)のパディ・ロウは、けがの影響で今も残る彼の身体的な制限は"問題ない"と請け負った。この日のテストで作業の大半を担当したのはロシア人有望株のセルゲイ・シロトキンだった。シロトキンは10番手タイムを出してクビサにマシンを引き継ぎ、クビサはシロトキンのタイムを0.4秒上回る7番手タイムをマークした。

午前中にリアウイングの一部を壊したストフェル・バンドールンは、プログラムを一部短縮したものの、遅れを取り戻せたようだ。彼とマクラーレンは105周を走行してHondaとのパートナーシップに区切りを付けた。1年の初めにチームが何よりも欲しがっていたのはこうした信頼性だった。2018年にルノーパワーに切り替える彼らは、苦しかったこの3年間とは違う実り多い未来を待ち望んでいる。

F3チャンピオンのランド・ノリスがもう1台のマクラーレンをドライブし、ピレリのためにブラインドタイヤテストを実施している。元々は2週間前にブラジルで予定されていたものだが、インテルラゴスのサーキット周辺に安全上の懸念があったために中止されていた。

ハースF1チームでの1年目を終えたケビン・マグヌッセンが最後に124周を走り、ウィリアムズのシロトキンを上回る9番手に食い込んでいる。ザウバーで1日のフルテストを終えたシャルル・ルクレールは、近々チームのレースドライバーとしての正式発表があると予想される。この日はアルファロメオが2018年にザウバーのタイトルスポンサーになることが発表されており、彼は11番手でセッションを終えた。

タイムシートの最後は2人のレースドライバーが作業を分担したトロ・ロッソ。午前中はピエール・ガスリーが担当し、午後はブレンドン・ハートリーに交代したが、ベッテルのタイムと比べると2人とも5秒以上遅れている。

【アブダビ - 2017/11/29】

順位  ドライバー マシン タイム   周回数
1. セバスチャン・ベッテル フェラーリ SF70H 1:37.551  118周
2. バルテリ・ボッタス メルセデス W08 1:38.490  141周
3. マックス・フェルスタッペン レッドブル RB13 1:38.736  132周
4. セルジオ・ペレス フォース・インディア VJM10  1:38.818  52周
5. エステバン・オコン フォース・インディア VJM10  1:39.148  72周
6. カルロス・サインツ ルノー R.S.17 1:39.444  109周
7. ロバート・クビサ ウィリアムズ FW40 1:39.485  28周
8. ストフェル・バンドールン マクラーレン MCL32 1:39.782  105周
9. ケビン・マグヌッセン ハース VF-17 1:39.810  124周
10. セルゲイ・シロトキン ウィリアムズ FW40 1:39.947  86周
11. シャルル・ルクレール ザウバー C36 1:40.666  149周
12. ランド・ノリス マクラーレン MCL32 1:41.714  118周
13. ブレンドン・ハートリー トロ・ロッソ STR12 1:43.345  61周
14. ピエール・ガスリー トロ・ロッソ STR12 1:44.827  63周

© ESPN Sports Media Ltd.