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アブダビテスト初日:11月28日

Jim
2017年11月29日 « 重要なテストセッションに臨むクビサ | クビサ、2018年の復帰に自信 »

アブダビテスト初日:11月28日 ライコネンがトップタイム

© Mark Sutton/Sutton Images
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28日(火)に始まったピレリのアブダビタイヤテストはフェラーリのキミ・ライコネンがトップタイムを記録し、ウィリアムズとの重要なテストに臨むロバート・クビサは100周を走破した。

ヤス・マリーナ・サーキットで実施されている今回のテストでは各チームとも2018年に向けてピレリのタイヤレンジを試し、データを収集することに焦点を当てているが、ウィリアムズは来年のドライバーラインアップを決める上でドライバーの評価にも取り組んでおり、その筆頭候補がクビサだと考えられている。2011年冬にラリーで事故に遭い、大ケガのためにF1キャリアが途切れているクビサは2010年を最後にF1レースから遠ざかっているが、テスト初日には100周を走り込んだ。

ウィリアムズにとって重要なタイヤ情報の収集を手助けしつつ、14周に渡るスティントを何度も走行し、セッション後にはメディアに「生産的で集中的」だったとコメントしている。

話題のクビサの状況は別として、タイムシートトップに立ったライコネンは1分37秒768を記録。テストにおけるタイムを深読みするのは語弊があるが、ライコネンのタイムはアブダビGP週末の予選でポールを取ったバルテリ・ボッタス(メルセデス)がマークしたタイムよりも1.5秒遅い。この理由はいくつか考えられる。ライコネンの最速タイムは照明が灯される夜ではなく、午後の早い時間帯に記録されており、どのチームもこの段階にきてペースを探るためだけに走行しているわけではない。午前中には"フリー走行"の1時間が与えられ、各陣営がそれぞれに好みのセットアップを施して走行する機会となった。その後、2018年に向けて新しいコンパウンドのデーテア収集を最大化するため、ピエっリがパラメーターを設定した上で走行に臨んでいる。

セッション終盤にはレッドブルのダニエル・リカルドが2番手に浮上し、1日で109周を走破した。メルセデスの作業を担当したルイス・ハミルトンは4度目の戴冠を果たした愛車W08でのラストセッションで136周を走り、3番手につけている。

4番手タイムを刻んだのはロマン・グロージャンだ。ハースF1は今年のレースで苦戦した部分であるタイヤの理解を深めて2018年に臨みたいとしており、ハミルトンと同じく136周をそうはできたことはチームにとって励みになる成果だっただろう。2日目の水曜日はケビン・マグヌッセンがステアリングを握り、作業を継続する予定だ。

クビサから引き継いでウィリアムズマシンに乗り込んだランス・ストロールは最後の2時間で29周を走り、チームとしては1日で合計129周を走行した。マクラーレンのフェルナンド・アロンソは午前のセッション中にターン19で直進し、ウオールに突っ込んでしまったことでタイムロス。それでも、115周を走り込み、2018年にルノーエンジンに切り替える前のマクラーレンマシンのラストドライブを終えた。マクラーレン・ホンダのパートナーシップがうまくいかなかったことを考えれば、アロンソにとってMCL32との別れは名残惜しいとは言えないだろうが、アロンソは一貫してシャシーそのものはグリッドで一番優れていると主張してきた。

アロンソに次ぐ7番手タイムを残したのはルノーのニコ・ヒュルケンベルグ。フォース・インディアと共に90周を走ったロシアの若手ドライバー、ニキータ・マゼピンがそれに続いた。テスト2日目のフォース・インディアの作業はレギュラー陣のセルジオ・ペレスとエステバン・オコンが担当することになっている。

9番手に入ったクビサの後ろにはトロ・ロッソをドライブしたショーン・ゲラエルが入ったものの、セッション中にスピンを喫して赤旗要因となってしまった。この日の赤旗は合計2回、ゲラエルの他にはアロンソのクラッシュで赤旗中断を余儀なくされている。

ザウバーとの契約延長には至っていないものの、マーカス・エリクソンが97周を走って11番手となり、タイムシート最下位の12番手にはオリバー・ターベイの名前が刻まれた。ターベイは他のドライバーとはまったく異なるプログラムに取り組んでおり、ブラジルGP後に実施されるはずだったにもかかわらずセキュリティの懸念から中止されたピレリのプロトタイプを試す作業に専念。この作業は29日も継続され、ランド・ノリスがステアリングを握る。通常のテスト作業はアロンソから僚友ストフェル・バンドールンにバトンが渡される。

【アブダビ - 2017/11/28】

順位  ドライバー マシン タイム    周回数
1. キミ・ライコネン フェラーリ SF70H 1:37.768  99
2. ダニエル・リカルド レッドブル RB13 1:38.066  109
3. ルイス・ハミルトン メルセデス W08 1:38.551  136
4. ロマン・グロージャン ハースF1 VF-17 1:39.270  136
5. ランス・ストロール ウィリアムズ FW40 1:39.580  29
6. フェルナンド・アロンソ マクラーレン MCL32 1:39.762  115
7. ニコ・ヒュルケンベルグ  ルノー R.S.17 1:29.803  85
8. ニキータ・マゼピン フォース・インディア VJM10  1:39.959  90
9. ロバート・クビサ ウィリアムズ FW40 1:41.296  100
10. ショーン・ゲラエル トロ・ロッソ STR12 1:41.428  117
11. マーカス・エリクソン ザウバー C36 1:41.681  97
12. オリバー・ターベイ ●  マクラーレン MCL32 1:41.914  105

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