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バクーが最大の過ちだったと悔やむベッテル

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2017年11月10日 « フェラーリに必要なのは小さな変更だけとライコネン | ラスト2戦もアプローチは変えないとハミルトン »
© Kym Illman/Sutton Images
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大いに物議を醸したルイス・ハミルトンとのバクーでの接触が、フェラーリの今季タイトルに打撃を与えたと思われるドライバーエラーの中で最大の過ちだったとセバスチャン・ベッテルが語っている。

フェラーリのセルジオ・マルキオンネ社長は今週、ドライバーの"ミスジャッジ"と技術的トラブルのコンビネーションが、イタリアチームが両チャンピオンシップを取り逃がした要因だと述べた。ベッテルはドライバーズタイトルに挑戦できる有利な立場にいたが、アジアラウンドで3戦連続でつまずいてしまい、ルイス・ハミルトンに引き離されてしまった。

マルキオンネはベッテルがポールシッターでありながら、スタート直後にマシンを左に寄せ、マックス・フェルスタッペンとキミ・ライコネンを巻き込んでレースを終わらせるクラッシュを起こし――結果的にハミルトンに勝利を許した――シンガポールGPに言及していたと思われるが、ベッテルの脳裏にはくっきりと浮かび上がる別のエラーがあるという。アゼルバイジャンGPのセーフティカー中に彼がカッとなってハミルトンと横並びになり、あまつさえ体当たりをかましてしまった瞬間だ。

社長のコメントについて考えを聞かれたベッテルは述べた。「十分にフェアな見解だと思うよ。いつだって少し違うやり方ができたと思う事はある。全体として見れば、ここまで僕らが手にできた、あるいは手にすべきだったはずのシーズンには結局ならなかったという点にはみんな同意できると思う」

続く質問は、彼が今年ミスを犯したとの見解に同意するかというものだった。これには次のように答えている。「振り返ると、明らかに目立つのはバクーだね。でも、それ以外はまずまずOKだったと思う」

バクーのマシンチョップは大いに物議を醸し、ベッテルにはレース中のストップ・アンド・ゴー・ペナルティとスーパーライセンスへのペナルティポイント3点が科されたが、その後本人が全責任を認め、FIAに謝罪したことでそれ以上の処罰は免れた。意外にも、ハミルトンはその後レースをリードしながらも、赤旗中の混乱で緩んでしまったヘッドレストを修復するためにピットストップを強いられてベッテルより後ろでフィニッシュしており、ベッテルはチャンピオンシップのリードを広げてバクーを後にしている。

アジアラウンドに入るまでそれは、フェラーリと4度のワールドチャンピオンにとって素晴らしい活躍を見せたシーズンにおけるささいな傷に過ぎないように見えた。しかし、シンガポールのクラッシュでチャンピオンシップの流れはメルセデスに傾き、その後マレーシアと日本で連続してベッテルのエンジンにトラブルが起きたことで、メルセデスはUS GPでコンストラクターズタイトルを、ハミルトンはメキシコGPでドライバーズタイトルを決めた。

今シーズン、少なくとも1つはタイトルを獲得できた機会をふいにしてしまったにもかかわらず、ベッテルの今の焦点はシーズンを好調裏に終えることだという。

「僕はチームの一部だから、僕らはみんなで一緒にシーズンを乗り越えるんだ。次の2レースも同じだよ。士気は高い。ここ最近の週末は大きな変更がたくさんあったし、セットアップ変更や長い夜など、みんなすごくタフな時間を過ごしてきた。だから、あと2つは穏やかな週末を過ごしてシーズンをフィニッシュしたい。ただし、リザルトは穏やかじゃない方がいい。最大限を目指していく」

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