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ラウダ、昨季チーム内の極限の緊張を語る

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2017年10月12日 « クビサがウィリアムズの"テスト初日"を完了 | 仕事をしてハミルトンのイメージが変わったとアリソン »
© Gasperotti/Sutton
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メルセデスの非常勤会長を務めるニキ・ラウダが、昨シーズンのニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンの間のピリピリした関係について証言している。

2016年のF1世界選手権は2人がチームメイトとして組んだ最後の年となり、それはロズベルグが勝利した最初の年でもあった。ワールドチャンピオンに輝いたロズベルグはシーズン終了から間もなく引退を発表した。タイトルバトルは最終戦の最終ラップまでもつれ込み、1-2でトップを走行中のハミルトンがチームメイトを後続のライバルたちに近づけることで、逆転の望みをチェッカーフラッグまで引き延ばしたレースだった。

コンビを組み続けている間のロズベルグとハミルトンの緊張感は外から見ても明らかだったが、グラハム・ベンジンガーの『YouTube(ユーチューブ)』のインタビューで、ラウダはその確執の深刻さを打ち明けた。

「2人は一切関わろうとしなかった。そうなるのは悪い状況だよ」とラウダはベンジンガーに語っている。「あまりにも仲が悪く、朝会ってもおはようすら言わないんだ。お互いが好きでないのなら、別に一緒に朝食を取ってほしいとまでは思わないよ。並んで朝食を取れとは言わないが、彼らの関係はとにかくひどかった。主に影響を受けていたのはルイスで、(同様に)ニコもそうだった。問題はなかったものの、楽ではなかったよ」

2人の対立が一気に激化したのは2016年のスペインGPで同士打ちを起こした後だった。メルセデスの首脳陣は直ちに両ドライバーを呼び出し、チームのエンジニアリングトラック内でミーティングを開いている。ラウダはそこで、ハミルトンが悪いという自身の見解をはっきり伝えたという。

「誰が悪かったのかというのが大きな問題だった」とラウダ。「私には明白だったよ。ルイスが右へアグレッシブに攻めすぎて芝に乗り、マシンを止められずにぶつかって彼を押し出したのだ」

「もし、2人のうちどちらかを選ばねばならないとしたら、ニコのせいというよりはルイスのせいだという気持ちが強いと私は言った。ルイスは納得しなかったよ。彼は違う見解を持っていたからね。"どうして僕を非難するの?"と彼は言った。そこで私は答えた。"すまないね。私は君たちがクラッシュすることを受け入れられないし、何事もなかったかのような顔をして、誰の責任も問わないというわけにはいかない。私にとっては誰かの責任でなければならないんだ"とね。すると、ルイスはとても不機嫌になった。ニコが問う。"そうだよ、君の責任でもある。君がイン側に動いたんだ。どうして空間を残しておかなかったのさ?"と。すると彼は述べた。"そんな必要がどこにあるんだ。僕はレースをしていたのに"」

ラウダはその後、イビサでもハミルトンに会い、1対1でインシデントについて徹底的に話し合ったという。その間にメルセデスはドライバーたちが従うべき厳格な交戦ルールを決めた。ラウダによるとそのルールは、ドライバーがチームの利益のために行動しなかった場合には契約を解除することもあり得るという最終警告を含んだものだったという。

「われわれはルールを設け、彼らに伝えた――特にバルセロナでお互いをコース外に押し出してしまった時だ――これはメルセデスにとって受け入れがたいことであり、2人のうちどちらかが(レースで)勝たなければならず、お互いを押し出すようなことがあってはならないと通告した」

「ルールによって(その行為は)許されないことを伝え、次に同じことをすればペナルティを受けるし、場合によっては契約を解除することも考えると伝えた。ここにいるわれわれはチームプレーヤーであって、お互いをつぶし合うことはできないのだとね。これが決め手だった。トト(ウォルフ)が良いルールを考え、平和が戻ってきた。われわれはハードに戦い、2人の間のアクシデントは減った」

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