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シンガポールの衝突後も考えは変わらないとベッテル

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2017年9月28日 « ハイパーカーバトルにやぶさかでないアストンマーティン | ガスリーのデビュー立役者はオコン!? »
© Kym Illman/Sutton Images
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シンガポールGPで起きた予想外の衝突によってチャンピオンシップの勢いはライバルのルイス・ハミルトンに移ってしまったが、セバスチャン・ベッテルはレーススタートで今までよりコンサバティブなアプローチを採るつもりはないという。

モンツァで失ったチャンピオンシップのリードを取り戻したいというベッテルの望みは、マリーナ・ベイでのレース開始直後に絶たれてしまった。彼はマックス・フェルスタッペン、キミ・ライコネンと絡み、リタイアを喫している。ハミルトンはこの機に乗じて5番グリッドから勝利を飾り、ポイントリードを28ポイントに広げた――これは彼が次のレースでリタイアしたとしてもまだランキングのトップに立ち続けることができる差だ。

今週末のマレーシアGPを前に口を開いたベッテルは、インシデントから前に進むことの重要性を強調した。

「何も論じる必要なんてないと思うけど」と木曜記者会見でベッテルは語った。彼がメディアの前に現れたのはシンガポールのレース後に囲み取材に応じて以来のことだ。「こういうことが起きた時、僕らに何ができるっていうの?」

「そりゃあ、クルマに重大な問題があるとか、僕が大きなミスをしたとかだったら違う話になるよ。何かを変えてすぐに対処し、二度と起きないようにする必要がある場合なら、違う話になるだろう。でも、現状を見れば僕らがフィニッシュできなかったのはたった1戦だけなんだし、それがたまたまルイスが大量得点したレースだったっていうのはまあ残念だけど、そういうものだよ」

「確かに僕らは3人とも、違うレースになることを熱望していたさ――チャンピオンシップの立場にかかわらずね――でも僕らが一番に望むのはレースをすることだから、シンガポールでもそうしようとした。残念ながら3人ともあまり遠くまで行けなかったけど」

スチュワードによる審議の結果、事故はレーシングインシデントと判断され、ベッテル、フェルスタッペンとライコネンの3人はいずれも処分を免れた。中にはフェルスタッペンを含めて、なぜベッテルがタイトル争いと無関係のドライバーを相手にあれほどアグレッシブな動きを見せたのかと疑問を呈する声もあるが、ベッテル自身は考えを変えるつもりはないという。

「どのスタートも違う。何度シンガポールを見返したとしても関係ないよ。第一に、それはもう終わったこと。第二に、あれは僕たち3人全員にとって不運な出来事だったと思う。それでも、僕は次にグリッドを離れる時にそれを意識するつもりはない――この前のレースのことはあれ以来考えていないし、今度の日曜日のスタートでも、チャンスを見つけようとするだろう」

タイトルを狙うにはかなりのポイント差を逆転しなければならなくなったが、ベッテルは今も通算5度目のF1王座獲得は可能だと信じて疑わない。

ドライバーズタイトルを手に入れるためには、ハミルトンにマシントラブルが起きることを祈るしかないのではないかと聞かれ、彼は答えた。「そんな必要はないと思うけど。まだレースはたくさん残っているし、僕らにはいいクルマがあるから」

「まあ、やってみるよ。僕にはまだ多くのレースが残っているし、ポイントについてはそんなにカリカリしていない。もちろん、ビハインドなのはいいことじゃないし、できればリードしたいよ。でもそうじゃないんだから、ここからやっていくしかない」

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