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降格ペナルティは再考すべきとホーナー

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2017年9月7日 « ライコネンの更新は考えるまでもなかったとアリバベーネ | F1にツール・ド・フランスのエスプリを »
© Simon Galloway/Sutton Images
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イタリアGP決勝レースで20人中9人のドライバーがエンジンペナルティでグリッド降格となったことを受けて、レッドブルのクリスチャン・ホーナーがルールの再考を呼び掛けている。

現行ルールではシーズン中に4基までパワーユニットを使用することが認められており、それを超過すればペナルティが発生する。パワーユニットは全部で6つのエレメント――ICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-K、エネルギーストア、コントロールエレクトロニクス――に分かれており、そのいずれについても年間5基以上使用するとグリッド降格となる。

コストを管理するために設けられたルールなのだが、Hondaやルノーエンジンを使うドライバーたちはシーズンの後半になると繰り返しペナルティを受けることになってしまっているのが現状だ。モンツァでは両レッドブルドライバーがエンジンペナルティを科され、他にも7人がパワーユニットかギアボックス交換によりグリッドを下げられた。

「われわれだけでも把握しきれないものを(ファンが理解できるはずがない)」とホーナーは言う。「グリッドに向かう段になってもまだ、12番なのか13番なのか計算中だったよ。セルジオ(ペレス/フォース・インディア)のペナルティが決まったが、誰が先で誰が後だかはっきりしなかったんでね。あまりにも複雑過ぎる。グリッドを引っかき回すのではなく、マニュファクチャラーかエントラントを罰するもっと良い方法がないのかを真剣に考えるべきだ。これでは悪くなるばかりだし、チャンピオンシップがグリッドペナルティで決するようなことがあっては恥だよ」

来年は制限が年間3基へと減らされることになっており、状況はさらに悪化するとホーナーは訴える。

「このエンジンは導入されてからF1に何一つポジティブなものをもたらしていない。懸念されるのは、来年はレース数が増えるにもかかわらずエンジンが3基になることだ。私に言わせれば、これは次のストラテジーミーティングで議題に乗せるべき問題のナンバーワンだよ。今年前半のミーティングでも変えようと努力したのだが、どこからも支持を得られなかった。だがこれで当事者となるチーム、これからシーズン末までに消化しなければならない山のようなペナルティを眺めているチームが考えを変えてくれることを願うよ」

グリッドペナルティの代わりに罰金を科すという提案もなされているが、それは小規模チームに害をなすことになり、大規模チームは必要な時に追加のパワーユニットを金で買うことが可能になってしまう。コンストラクターズ選手権ポイントを減点するという方法も考えられるが、これも同じようにポイントに余裕のある上位チームがシーズン終盤に有利になると予想される。

「当然ながらペナルティというのは大きな抑止力でなければいけない。そもそも制限を設けた目的はコスト削減だったのだからね」とホーナーは付け加えた。「ところが結局のところはエンジンも世界ツアーに出ているのだから何のコスト削減にもなっていないではないか。使わなければどうしようもないのだから、結果としてペナルティが増えるばかりだ。それならば、もう少しまっとうなバランスに戻すことが必要なのではないかな。例えば5基ぐらいが適当なところだろう。4から3に減らすなどというのは論外だ」

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