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FIA、オイル消費規制について明確化

Jim
2017年8月29日 « マッサとライコネンがダブル黄旗無視で3点 | ザウバーがHondaとの契約解消理由を説明 »
© Rubio/Sutton
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FIAはメルセデスがスパで投入したエンジンアップデートはイタリアGPから強化されるオイル燃焼規約の対象にならないことを発表した。

パフォーマンス向上を狙ってオイルを燃焼させているチームを取り締まるため、イタリアGP以降に持ち込まれる新しいエンジンはすべて、100km毎0.9リットル以下のオイル消費に制限することが求められる。しかしながら、メルセデスはスパ・フランコルシャンに最後のエンジンアップデートを反映した4基目のスペックを持ち込んでおり、オイル消費は以前の100km毎1.2リットル制限のままだが、シーズン末までこのスペックを合法的に使用し続けられるのだ。

オイル燃焼に関してはシーズン開幕時から話題となっていた。FIAはオイルを燃料として使用することでパフォーマンスのアドバンテージを得ることは非合法だと指摘している。シーズン前半戦を通してオイル消費を監督してきたFIAはアゼルバイジャンGPで各チームに覚書を送付し、オイルに燃焼促進物質を使用すればレギュレーション違反と見なすことを通達した。

まだ数チームがオイル燃焼からアドバンテージを得ているのではないかとの懸念が広がる中、ハンガリーGPに先だって発行された技術指南書にはイタリアGP以降に導入するエンジンに関してはオイル消費規制の影響を受けるだろうと記載されていた。最新のメルセデスエンジンがどちらの規制が適用されるのか、いくらか混乱も見られていたが、FIA広報担当官は29日(火)に状況を明確化している。

「先月発行された技術指南書に記載された件で、モンツァ以降のオイル燃焼に関する質問が複数届いた。最大の疑問は"2017年イタリアGP以降に導入されるパワーユニットのICE(内燃機関)エレメントのオイル消費が100km毎0.9リットル以下に制限される"件に関してスパで導入されたエンジンが対象になるかどうかだった」

「レギュレーション23条3項bには"マシンのタイミングトランスポンダーがピットレーンを出発したと表示すれば、6つの(パワーユニット)エレメントはすべて使用されたとみなされる"と記述されている。つまり、明確にすると、モンツァのレース週末を含めたそれ以降にエンジン(ICEエレメント)を導入した場合、どのタイミングで使用されようともオイル消費は100km毎0.9リットルを下回るようにしなければならない」

「エンジン(ICEエレメント)がスパのレース週末を含めたそれ以前に導入されている場合、どのタイミングで使用されたものであろうともオイル消費は100km毎1.2リットルを下回る必要がある」

フェラーリはまだ4基目のエンジンを投入していないため、今後、持ち込まれる最新スペックエンジンは100km毎0.9リットルに新規制が適用される。また、エンジンスペックそのものはメルセデスと同じになるにせよ、最新型アップデートを手に入れていないメルセデスのカスタマーチームもオイル消費に関する規定はフェラーリと同様の制限を受ける。

メルセデスを率いるクリスチャン・トト・ウォルフはオイル消費の問題がシーズン末までにフェラーリとの公の騒動に発展する可能性を問われ、「われわれは激しいライバルだが、問題があれば密室の中でそれを協議し、協力して取り組んでいく関係はある。そうなっていないだけだ」と語っていた。

「一般に言われていることについては正しくないものや真実でないものがあるので慎重になる必要がある。今のところ、私は気楽に考えている」

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