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今年のフェルスタッペンには「もろさが見える」とウェバー

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2017年8月23日 « マクラーレン、2018年のバンドールン続行を正式に発表 | ドライバーに「仲直りのハグ」は不要とシュタイナー »
© Mark Sutton/Sutton Images
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今シーズンのマックス・フェルスタッペンには"もろさが見える"と元レッドブルドライバーのマーク・ウェバーが語っている。もう少し"コース上で"彼を見たいとウェバーは述べた。

ここまでの11戦でダニエル・リカルドが117ポイントを獲得しているのに対し、フェルスタッペンは67ポイントと不本意な前半戦だった。ここまで差が開いてしまった原因の大部分はリタイアが相次いだことにある。フェルスタッペンには信頼性トラブルによるDNFが3回あり、本人の責任ではないところで1周目のクラッシュに巻き込まれたDNFも2回あった。

しかし、ウェバーはプラクティスセッション中のフェルスタッペンのパフォーマンスとレースまでの準備を見て、そこが彼の改善すべきエリアだと指摘する。

「週末中のマックスは、レースの組み立ての段階で少しもろさが見えていた。彼は金曜日や土曜日によくコースオフしている。それによりメカニックたちはクルマを仕上げる時にプレッシャーを感じてしまっているんだ」とウェバーはレッドブルのサイトに語った。「もう少しコース上にいる彼を見たいな。限界を攻めているってことなんだろうけどね」

「日曜日になると彼はまったくミスをしない。よく知られているように信頼性トラブルによるリタイアで大量のポイントを失っている。それはなかなか受け止めるのが難しいことだろう」

一方でウェバーが今年最もがっかりしたのは、マクラーレン・ホンダがフェルナンド・アロンソにコンペティティブなマシンを与えられなかったことだという。

「F1にとって大きな損失だし、Hondaにとってもマクラーレンにとっても大変な損失だ。彼らは銃に弾を装塡(そうてん)し、フェルナンドを待機させてエンジンが火を噴くのを待った。だが、それはついぞ起こらなかった」

「彼はこの24カ月、ずっと舌をかみ続けてきたんだ。あれ以上ハードなドライビングはできないよ。彼の評価はまだとても高いし、レースに関しては今でも世界一だろう。それにはちょっとフラストレーションを感じるよ」

ウェバーはアイルトン・セナの持っていた65回という通算ポール獲得数をルイス・ハミルトンが抜いたのを見て、彼の今年の強さは予選にあると分析した。

「彼とセブ(ベッテル)は2人とも最高のドライビングをしているよ。ルイスは特に予選がすごく強い。1ラップの走りにおいてはセナ以来のベストドライバーだろう――土曜日になると本当に飛び抜けている」

「あれだけレベルが高いと、グリッド上のトップレベルのドライバーからも尊敬を集めているんじゃないかな――セブとフェルナンドもそうだろうし、他にも2、3人いるかもね。彼は今、キャリアのピークにいる。飢えと情熱は最高潮だ。彼はドラマを演出するのが好きだね。自分で気持ちを高めて結果を残すんだ。そういうのを楽しんでいるみたいだし、それによってうまく彼のベストが引き出されている」

今年最大の議論を呼んだアゼルバイジャンGPでのベッテルとハミルトンの衝突について、ベッテルはつい"魔が差した"のだろうというウェバーだが、それ自体は危険な動きではなかったと述べている。

「(ベッテルは)バクーのリスタートで熱くなり過ぎたようだね。あの日は心理戦も繰り広げられていたけど、それは至って普通のことだよ。ルイスの横に並んでタイヤをこすりつけたのは、ちょっと魔が差してしまったんだろう。理想的なことではないし、褒められた行為ではないよ。彼も絶対後悔しているはずだ。でも、結局のところ、あれは別に危険な動きではなかった。ただ手本としてはいただけないというだけでね。危険性でいえば、イタリアで道を渡る方がよっぽど危ないよ・・・」

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