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F1のオーナーである『Liberty Media(リバティ・メディア)』が2017年度第2四半期の決算を発表し、CEOのチェイス・ケアリーはすでに10億ドル(約1,090億8,000万円)の負債を"取り除いた"と成果を強調した。

リバティの決算発表を見ると、F1はこの4月から6月期に前年比で収益増を記録し、合計6億1,600万ドル(約672億円)を稼いだことが明らかになっている。この数字はバーニー・エクレストンがまだ君臨していた2016年の同期と比べて3%の上昇にあたる。

「われわれは10億ドルに上る多額の負債を取り除くことに成功して、残りの負債額を改定し、評価機関の格付けもアップした」とケアリーは述べた。「複合効果によって年間支払利子は最大9,000万ドル(約98億2,000万円)減少する見通しだ」

「イギリスではもう間もなく税法が改正される予定だが、そうなればEBITDAによるパーセンテージで控除可能な利子に対する上限が設けられることになり、現在の税引き前収益に対して節約した分の利子は税計算においてもはや控除可能ではなくなる」

だが、運営コストが増加した結果、営業利益は9,000万ドルから4,500万ドル(約49億円)に減少している。上級役員の増員を進めている間はコストが上昇し続けるだろうとケアリーは認めた。さらに、新デジタルテクノロジーの開拓を目指すリバティの投資や、ロンドンでF1ライブイベントを開催したことも影響したと述べている。

「社員数は70から75人程度となっており、だいたい倍になった」と彼は説明した。「これはまだ増員中だ。上級管理者の大部分は雇用済みだが、まだ完全なチームは出来上がっていない。この予算は年間におよそ5,000万ドル(約54億5,000万円)と見積もっており、計画や予算編成のプロセスを通してその減少分については改善すると考えている。なぜなら単なる人数の問題ではないからね」

「ロンドンのF1ライブのようなイベントも開催したが、あれはわれわれがファンともっとアクティブ、そして広くエンゲージするために重要なタイプのイベントだと考えている。また、デジタル・パートナーともエンゲージしている。今のわれわれは適切なデジタル・プラットホームを持たないため、今後の発展を見据えたデジタル・プラットホームの構築をサポートするための投資を行った。次の数カ月で初めて、それについての計画を練り直すつもりだ」

「われわれがどこを目指すかについては幅広い方向性を示したと思う。だが先に述べた通り、雇用した人々をまとめての計画や予算編成の多くは今も進行中の仕事だ」と彼は付け加えた。「実際、ほんの3、4カ月前は仮設オフィスにわれわれ3人しかいない状態だった。当然ながらそうした計画はこれから年末にかけて改めて練り直されることになる」

リバティのグレッグ・マッフェイCEOによると、ケアリーのサラリーはF1の財務実績と深く結びついた契約になっているという。

「チェイスの報酬の大部分はパフォーマンスに関係しており、F1の営業実績、あるいはF1グループの株式と直接結びついている」とマッフェイは述べた。

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