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ロンドンのデモ走行、最も盛り上がったドライバーは?

M.S.
2017年7月13日 « イギリスでは「不備のない」レースを誓うメルセデス | 次世代F1エンジンに「妥協」はできないとブラウン »

12日(水)にロンドンの官庁街で実施されたF1デモランに参加したドライバーたちの走りを『ESPN』の評価とともに振り返ろう。

ダニエル・リカルド 10点満点

マシン:レッドブル・ショーカー
エンジン:V8

つんざくようなルノーV8エンジンの咆哮(ほうこう)と共にピットから360度ヘアピンに姿を現したリカルド。信号機の前で律儀に停止し、ホース・ガーズ・パレードとピット周辺の観客にそれぞれドーナツターンを披露している。マシンコントロールの乱れが見られながらも、土台となっているドライバーの腕前を感じさせるパフォーマンスに観衆は熱狂していた。

バルテリ・ボッタス 9点

マシン:メルセデスW07
エンジン:V6ターボハイブリッド

V6エンジンを使用したボッタスはノイズの物足りなさをドライビングで補わなければならなかった。とは言え、ピットを出たボッタスはリカルドとは持ち味の異なる精密なドライビングで巧みなピルエットを見せている。終始ベストの走りを貫くボッタスは南側でバーンアウトを行い、ホース・ガーズ・パレードで大きくスライドしつつ180度ターンを実施。最後にピット前で2方向のドーナツを披露し、観客からの声援を浴びつつ会場を後にしている。

ストフェル・バンドールン 8点

マシン:マクラーレン・ホンダMP4-6
エンジン:V12

アイルトン・セナが乗ったMP4-6のコックピットに収まったバンドールンの最初のデモ走行は控えめなものだったが、V12エンジンのサウンドは観客を笑顔にするのに十分だった。1回目の走行ではデモ走行前のブリーフィングで言い渡されたドーナツ禁止を守っている様子だったバンドールだが、2回目にはピットからスライドアウトし、ホース・ガーズ・パレードでドーナツターン。26歳のバンドールンが持つ技量がいかんなく発揮されたパフォーマンスだった。

セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 7.5点

マシン:フェラーリ SF15T
エンジン:V6ターボハイブリッド

ピットレーンから出てきたベッテルは縁石にフロントウイングを引っかけそうになり、デモランはスロースタートを切ったものの、その後すぐにリラックスできたようだ。実はホース・ガーズ・パレードでドーナツターンを行ってロンドンの空にタイヤスモークを上げたのはベッテルが初めてで、これを見た他のドライバーたちが以降もドラマチックなショーを継続したという形。ブリーフィングでの指示を無視した理由について問われたベッテルは「ちょっと聞き逃しちゃったみたいだね・・・」と応じている。

パスカル・ウェーレイン(ザウバー) 6点

マシン:ザウバーC32
エンジン:V8

近代F1マシンのトップバッターとして登場したウェーレインは、リアタイヤにあまり負荷をかけないようにとのルールを守っており、ホース・ガーズ・パレード入り口で披露したドーナツスピンではタイヤスモークが上がっていなかった。しかし、高回転のV8エンジンのサウンドには、観客も大満足だったようだ。

ジェンソン・バトン 3点

マシン:ミナルディ2シーター
エンジン:V10

バトンが会場を半周し、ホース・ガーズ・パレード入り口でハーフドーナツスピンを行ったところでエンジンが停止した。思いっきり回転を上げてリアタイヤをこすりながらスピンに持ち込んだバトンだったが、突如の沈黙に観衆からは声援もやじも飛んでいる。

ランス・ストロール(ウィリアムズ) 1点

マシン:ウィリアムズFW36
エンジン:V6ターボハイブリット

挑戦むなしく、ストロールはホース・ガーズ・パレードのヘアピンをマスターすることができなかった。バリアにぶつからないよう3度にわたってストップしたマシンは、メカニックの手によってターンできる位置に押し戻されている。最後に複数のマシンによるショーが行われた際、ウィリアムズマシンがポジションに戻されるのを待つ4台の行列ができたときには気まずい空気が流れていた。

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