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© Mirko Stange/Sutton Images
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デンマークGPの開催を目指すグループがコペンハーゲンの市街を使ったレースのルート案を公開した。2020年の開始を目指しているという。

デンマークのコンソーシアムが提案したのは全長4.5kmのコース。国会議事堂も置かれるクリスチャンスボー城や港にかかる2本の橋を駆け抜けるものになっていると『Jyllands-Posten(ユランス・ポステン)』が伝えている。橋の1つ、クニペルスブロ橋では時速300kmに到達する計画だという。

記事によると、4,000万ユーロ(約52億円)規模のこの計画にはデンマークの大物実業家ラース・サイア・クライステンセン――ロマン・グロージャンの元個人スポンサー――が支援を表明しているといい、元国会議員のヘルガ・サンダーはF1新オーナーの『Liberty Media(リバティ・メディア)』から仮契約の承認を受けているという。今年3月にはF1サーキットデザイナーのヘルマン・ティルケが計画されたルートを確認するために町を訪れたとのことだ。

「地元メディアが報じたコペンハーゲン市街地を走るデンマークGPのルート案」

現在の提案は2020年のカレンダー入りを目指すサーキットのアウトラインになるものだとサンダーは述べている。

「われわれがロンドンでフォーミュラ・ワンに提出したコースは完全な最終版というわけではないものの、そのベースとなるものであり、変更があるとしても最小限にとどまるだろう」とサンダーは同紙に語った。「コースはヘルマン・ティルケの賛同も得ており、彼から調整のための疑問やアイデアをもらっている。それについては進行形で検討していきたいと考えている」

デンマークGPの開催は、カレンダー拡大とヨーロッパ圏におけるF1のヘリテイジ強化を目指すリバティ・メディアの意向と合致するものだ。

FIAとリバティからはゴーサインが出ているにもかかわらず、計画を進めるには地元政治家の支持が必要だと報じるデンマークメディアもある。今年は選挙が行われることから、その結果がレースの未来を大きく左右すると考えられる。

デンマーク人ドライバーとしては現在ハースF1チームのケビン・マグヌッセンがおり、彼は3年目のフルシーズンを迎えている。彼の父ヤンも元マクラーレンとスチュワートのドライバーだ。コペンハーゲンでレースが開催されれば、現在のカレンダーの中でも際立って素晴らしいイベントになるだろうとヤンは述べた。

「このコースでレースをすれば、ファンタスティックなものになるだろう」と彼は述べた。「アゼルバイジャンのバクーと同じようなレースになるかもしれない・・・トップスピードが伸びる長いストレートがあり、複雑でテクニカルなセクションもある。しかし、私が何より興味深いと思うのは周囲の景色だよ――ドライバーたちはクリスチャンスボー城やチボリ公園のすぐ横を駆け抜けることになる」

「言葉にならないほど美しい景色になるはずであり、場合によってはF1で最も美しいコースになるかもしれない」

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