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  • レディオ・ガガ - オーストリアGP

「さあ行け、表彰台に一直線だ」

M.S.
2017年7月12日
© Mark Sutton/Sutton Images
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バルテリ・ボッタス(メルセデス)が今季2勝目を決めた傍らでダニエル・リカルド(レッドブル)が雄叫びを上げたオーストリアGPから、『ESPN』が厳選した無線メッセージを届け。

「あれってジャンプスタートじゃないの・・・」

バルテリ・ボッタス(メルセデス)のほぼ完ぺきなスタートがあまりにも良すぎると感じたフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、FIAにボッタスのスタートを確認するよう促している。

「何だってこんなにプッシュしてくるんだよ。ボウリングかよ!」

ターン1で接触してきたトロ・ロッソのダニール・クビアトに怒りを爆発させるフェルナンド・アロンソ。両台ともこのときのダメージによってレースに幕を引いた。

「うわ、信じられない。くそっ・・・」

シュピールベルクはケビン・マグヌッセン(ハースF1)のための週末にはならなかった。10番手のランス・ストロール(ウィリアムズ)を追いかけていた際にDRSトラブルが発生したマグヌッセンは、ピットでマシンを降りることを強いられている。

「ねえ、パスしなきゃ。タイヤはいいし、ブレーキも問題ないよ」

フェラーリのキミ・ライコネンの前に出るべく、チームに戦略の再考を求めたのはメルセデスのルイス・ハミルトン。早い段階のピットストップでこれに成功している。

「何だってこんなにかかってるんだ? ちゃんとしたブルーフラッグなんだからヤツがどけなきゃだろ?」

バックマーカーやトラフィックに向けたライコネンの不平がなければレースとは言えない。というくらいおなじみのこの手のメッセージだが、今回はライコネンに一利あった。ライコネンを苛立たせたストフェル・バンドールン(マクラーレン)には、後に青旗無視でドライブスルーペナルティが言い渡されている。

© Mark Sutton/Sutton Images
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「ボックス、カルロス。リタイアだ」
「こりゃ何て見事なレースだ」

レース終盤にリタイアを強いられたトロ・ロッソのカルロス・サインツは、皮肉めいたぼやきと共にマシンをガレージへと運んだ。

「タイヤ見ててね。かなり心配」

レッドブルのダニエル・リカルドに迫っていた終盤、ハミルトンの頭にあったのはタイヤの状態と、最後までアタックし続けられるかどうかだった。

「OK、これがファイナルラップだ。さあ行け、表彰台に一直線だ」

一方のリカルドは全力でハミルトンから3位を守るよう発破をかけられている。

「素晴らしい。本当によくやったね」
「イエス! ああ、みんな、ありがとう。いい気分さ」

メルセデスのトニー・ロスとバルテリ・ボッタスは、2人で成し遂げた2勝目を互いに祝いあった。こちらもベッテルとの緊迫感あふれる競り合いを制してのフィニッシュだった。

「ヒーーーハーー! フゥッフフーー! やったぜ・・・ィイエエエエエエエーーーッ」
「(笑いながら)よくやった・・・エクセレント。とても良かった」
「ウガーーーーー」

指示通りアドレナリン全開の走りで5戦連続の表彰台を守りきり、吠えたリカルド。これにはレースエンジニアのサイモン・レニーも笑いをこらえきれなかったようだ。

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