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  • ロシアGP - 予選

激戦を制すはベッテル、フェラーリが1列目独占!

Jim
2017年4月29日
© Mark Sutton/Sutton Images
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29日(土)、ソチ・オートドロームで2017年FIA F1世界選手権第4戦ロシアGP予選が行われ、メルセデスとの大接戦を制したフェラーリのセバスチャン・ベッテルがポールポジションを獲得した。僚友のキミ・ライコネンが2番手に入り、フェラーリが久々のフロントロー独占を果たしている。

過去3年はメルセデスが優位を誇ったソチで競争力の高さを示したフェラーリは3回のフリー走行でもすべてタイムシートトップに立っており、初日の1回目はライコネンが、以降の2回はベッテルがいずれも最速タイムを記録した。

ソチにソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトのドライタイヤを持ち込んだピレリは予選Q3用のコンパウンドに最も柔らかいウルトラソフトを指定。各ドライバーには週末を通して13セットのタイヤが供給され、うち10セットの組み合わせはシーズン序盤5戦に限り、ピレリがすべて指定している。

美しい青空が広がるソチの予選は気温21度、路面温度40度、湿度38%のドライコンディションでQ1がスタートし、トロ・ロッソのダニール・クビアトを先頭にウルトラソフトタイヤを履いた各車がコースイン。大半が一番柔らかいコンパウンドを選んだが、フェラーリの2台はスーパーソフトをチョイスしている。

タイヤが適切な機能を果たすまで熱入れに時間を要するとあって数回のアタックに臨むドライバーが多く、最初のタイヤセットでタイムが出揃った時点でトップに立っていたのは1分34秒041を刻んだメルセデスのバルテリ・ボッタスだった。ルイス・ハミルトンが0.368秒差の2番手に並び、ひとつ硬いコンパウンドでアタックラップを走ったベッテルとライコネンが3番手と4番手だ。

上位勢がガレージで戦況を見守る中、新しいタイヤセットを投入したドライバーたちがQ2進出を目指して再びアタックに挑み、それぞれが自己ベストタイムを更新していくも、ルノーのジョリオン・パーマーがターン4の縁石に乗り上げてマシンをはずませ、勢いに乗ったままタイヤウオールに突進してしまう。ルノーマシンはフロントとリアにダメージを負ったが、パーマーにケガはない様子。ただ、ラストアタックでのタイム更新はかなわず16番手で予選を終えている。

初日のセッション後にシャシー交換のため徹夜の作業をこなしたルノークルーは土曜フリー走行でもパーマー車のエンジンを載せ替えるべく大忙しの時間を過ごし、さらにレースに向けてもマシン修復を急がなければならなくなった。

パーマー以外にQ1でノックアウトされたのは17番手だったストフェル・バンドールン(マクラーレン)以下、パスカル・ウェーレインとマーカス・エリクソンのザウバー勢、ハースF1のロマン・グロージャンだ。バンドールンはエンジンペナルティを受けることが決まっており、合計15グリッド降格となるため、最後尾グリッドに並ぶことになる。

15分間で争われるQ2は15台すべてがウルトラソフトタイヤでアタックを開始。ここではフェラーリもウルトラソフトを使っている。週末を通してフェラーリ勢に遅れていたメルセデスが底力を見せ始め、ボッタスが1分33秒264をたたき出してトップに立つと、0.5秒遅れのタイムながら1分33秒台に乗せたハミルトンが2番手に並ぶ。ベッテルとライコネンは共に1分34秒台にとどまった。

1-2態勢のメルセデスと5番手につけていたレッドブルのマックス・フェルスタッペンが序盤のアタックでQ2突破可能と判断する中、フェラーリの2人は再度コースに入り、ライコネンが1分33秒663を記録。ボッタスのタイムには0.4秒ほど届かなかったものの、ハミルトンを上回って2番手に浮上した。

一方、100分の1秒を争う中団グループもQ3進出をかけてラストアタックの勝負に挑む。結果、11番手以下で予選を終えることになったのはカルロス・サインツ(トロ・ロッソ)、ランス・ストロール(ウィリアムズ)、クビアト、ケビン・マグヌッセン(ハースF1)、マクラーレンのフェルナンド・アロンソだ。ただし、サインツは前戦のインシデントによりロシアで3グリッド降格処分を受けることになっているため、ストロール、クビアト、マグヌッセンのスターティンググリッドが繰り上がる。

メルセデス対フェラーリの激戦が予想されたQ3はメルセデスの2台とニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)が早々に動き出す。アウトラップではトラックポジションを争ってヒュルケンベルグとハミルトンが接近、ひやりとさせる場面が見られ、ハミルトンはヒュルケンベルグの行動に不満を訴えていた。

Q3最初のアタックではライコネンが1分33秒253の好タイムをたたき出してトップに立つ。ボッタスは0.036秒届かずに2番手となり、ベッテルとハミルトンがその後ろに続いた。ハミルトンはヒュルケンベルグとの一件後にトラフィックにはまった影響もあったのか、トップから1秒以上遅れて1分34秒台のタイムにとどまっている。

全車が新品タイヤを投入したラストアタックでは最初にチェッカーを受けたライコネンがタイムを更新できなかった一方、細かくタイムを削ったベッテルがチームメイトを0.059秒上回ってポールポジションを獲得。メルセデス勢はフェラーリのペースに匹敵できず、ボッタスが3番手、ハミルトンは4番手に終わっている。

レッドブルのダニエル・リカルドが5番手に入り、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、フェルスタッペン、ヒュルケンベルグ、セルジオ・ペレス、エステバン・オコン(共にフォース・インディア)が10番手だった。

ロシアGP決勝レースは30日(日)日本時間21時にスタートすることになっている。

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