
久しぶりにマシンをドライブしたパスカル・ウェーレインはけがから復帰した初日のセッションで"素晴らしい感触"を楽しんだといい、今週末のバーレーンGPでザウバーでの初レースを走ると断言した。
ドイツとモーリシャスのハーフであるウェーレインは開幕戦で初日のプラクティスを走った後、体調を考慮して残りの欠場を発表した。当時の状態では、高速化し、アグレッシブになった新しいF1マシンでレースを完走するのは不可能だと考えたためだ。
彼は1月のレース・オブ・チャンピオンズ(ROC)で大クラッシュを起こし、胸椎を骨折してしばらく静養していた。結局、オーストラリアと中国の2戦を欠場し、この第3戦でようやくザウバーのコックピットに復帰。初日はバーレーン・インターナショナル・サーキットで52周を完了し、日曜日のレースディスタンス(57周)にほぼ相当する距離を走り切っている。
「今日はたくさん周回を重ねられてすごくハッピーだ」と彼は述べた。「最高の気分だよ。今年はここまであまり長くクルマに乗っていなかったから、復帰できてうれしいし、今から明日までがすごく楽しみ。FP1からFP2にかけてクルマは改善していて、どんどんなじんできている」
「本当に今日は大満足だよ。メルボルンの時よりだいぶいい。痛みもかなり楽になっている。力もついてきたしね。今回は確実にレースに出るよ。ああ、楽しみだな」
開幕2戦でアントニオ・ジョビナッツィにシートを譲ったウェーレインはザウバーC36に完全になじむまでは少し時間がかかると認めている。
「もちろん、パーフェクトといえるようになるまでにはもう少し時間がかかる。フィーリングやクルマのセットアップ方法についてね。でも、今日は全体としてとても満足なんだ。すぐにいいペースに戻れたし、明日はもっと良くなる」
「僕らはパフォーマンス的には少し遅れている。予想通りここは僕らに最適なコースではなさそうだ。でも、僕にとってこの週末はそれが最大の焦点じゃない。とにかくクルマに乗れるようになったこと、自分の一番好きなことができるのを楽しみたいんだ」
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