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  • 中国GP - 決勝

ハミルトンがポール・トゥ・ウイン!

Jim
2017年4月9日
© Mark Sutton/Sutton Images
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9日(日)、上海インターナショナル・サーキットで2017年FIA F1世界選手権第2戦中国GP決勝レースが開催され、メルセデスのルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウインを飾った。

前日に実施された予選ではハミルトンがライバルであるフェラーリのセバスチャン・ベッテルを0.186秒抑えて最速タイムをたたき出している。ベッテルに1,000分の1秒差で3番手に甘んじたのはもう一台のメルセデスを駆るバルテリ・ボッタスだ。

予選Q1終了直後にザウバーのアントニオ・ジョビナッツィがクラッシュを喫してしまい、予選15番手だったものの以降のセッションには参加できず、大きなダメージを負ったマシンはギアボックス交換を強いられ、5グリッド降格処分を受けている。また、その事故当時、ダブルイエローフラッグ区間で十分に減速しなかったとしてロマン・グロージャン(ハースF1)とジョリオン・パーマー(ルノー)にそれぞれ5グリッド降格ペナルティが科せられた。スタート位置はジョビナッツィが18番手、最後列にグロージャンとパーマーが並んでいる。

上海の"上"の字をかたどった全長5,451kmのコースで行われたレースは全56周で争われ、気温12度、路面温度15度、湿度84%のウエットコンディションでスタート時刻を迎えた。路面は乾いている部分もあったが大部分は濡れており、11番手スタートだったトロ・ロッソのカルロス・サインツがスーパーソフトを履いた以外はインターミディエイトタイヤを選択。フォーメーションラップを終えたパーマーがピットに戻り、スーパーソフトに履き替えた。

シグナル消灯と同時に好発進を決めたハミルトンが先頭をキープし、やや出遅れたベッテルはボッタスとサイド・バイ・サイドでターン1に進入するも、何とか2番手を維持。オープニングラップでは10番手スタートだったウィリアムズのランス・ストロールがターン10でフォース・インディアのセルジオ・ペレスと交錯し、スピンを喫した末にグラベルにはまってリタイアを強いられた。この一件が審議対象となった他、スタートに際してベッテルが規定の位置よりずれていたとして審議されたが、どちらもお咎めなしの判決が下っている。

2周目にはルノーのニコ・ヒュルケンベルグがソフトタイヤに切り替え、その次のラップではベッテルらトップ10につけていたドライバーたちもドライタイヤに交換している。しかしながら、まだ路面にはダンプ部分が多く残っており、最終コーナーからホームストレートにかけてはレーシングラインに水たまりができていた。そこに、パスカル・ウェーレインに代わってザウバーを駆るジョビナッツィがはまってしまい、予選に続いて今週末2度目のクラッシュを喫してしまった。ホームストレートにはデブリが散らばり、セーフティカー導入と共にコース上の全車に対してピットレーンの通過が指示されている。マシンのダメージは大きかったが、ジョビナッツィは自力でマシンを降り、ピットウオールを乗り越えてガレージに戻った。

ハミルトンやレッドブル勢はこのタイミングでドライタイヤに交換し、7周目の最後にセーフティカーが解除された時点でハミルトンを先頭にレッドブルのダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンが2番手と3番手に続く。タイミング悪く先にタイヤ交換を済ませていたベッテルは5番手に後退しており、レッドブルのオーバーテイクに手こずるチームメイトのキミ・ライコネンに引っかかる形でポジションアップが難しい状況に陥った。

ライコネンはターン12の出口でパワーを失うトラブルを抱えながらも必死にリカルドに食らいつき、オーバーテイクのチャンスをうかがったが、20周目のターン6でベッテルにインを突かれて4番手の座を譲っている。コース上での直接対決でチームメイトを料理したベッテルは元相棒のリカルドに対してもターン6で追い抜きを仕掛け、サイド・バイ・サイドのバトルを制して3番手に浮上した。

その後、さらに前方にいたもう一台のレッドブルに近づいたベッテルはフェルスタッペンがタイヤをロックアップしてヘアピンをオーバーランしたところを抜き去り、28周目にしてようやく2番手までポジションを回復させる。直後にタイヤ交換に向かったフェルスタッペンは予選で使えなかった新品のスーパーソフトに履き替え、数ラップを要してボッタスに追いつくと、33周目にオーバーテイクを成功させた。

同じ頃、トロ・ロッソのカルロス・サインツに接近を許していたマクラーレンのフェルナンド・アロンソがヘアピンでオーバーランを喫する間にポジションを奪われる。アロンソはポイント圏内の7番手を走行していたが、8番手に後退した後、スローダウンを強いられて最終的にはコース脇にマシンを止めた。マクラーレンはストフェル・バンドールンもすでにガレージにマシンを収めており、無念のダブルリタイアを喫している。

37周目に2度目のピットストップを行い、最終スティントにもソフトタイヤを選んだラップリーダーのハミルトンはマシンをいたわりながら、2番手のベッテルとのギャップをコントロールしていった。上位2台に大きくリードを広げられながらも表彰台圏内を走っていたフェルスタッペンは終盤にかけてチームメイトのリカルドに追い上げを許し、最後の数周はコンマ数秒の接近戦に。さらに、5番手を走っていたライコネンがレッドブル勢に徐々に近づき、"ハプニング"に備えた。

緊迫した状況でも落ち着いたレース運びを披露したフェルスタッペンはファイナルラップでもリカルドの攻撃を見事にかわし、16番手スタートから3位表彰台をマークした。優勝を果たしたのは終始レースをリードしたハミルトン。2位にベッテルが入っている。

4位でフィニッシュしたリカルド以下、ライコネン、ボッタス、サインツ、マグヌッセン、ペレス、フォース・インディアのエステバン・オコンがポイントを獲得した。

連戦で迎える次戦、シーズン第3戦バーレーンGPは5日後の14日(金)に開幕。初回セッションである金曜フリー走行1回目は日本時間20時にスタートすることになっている。

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