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もう1年続けたい気持ちはあったエクレストン

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2017年3月18日 « マクラーレンへ「100%コミット」を誓うHonda | ベルヌがマノーからWECデビュー »
© Mark Sutton/Sutton Images
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もう1年F1のCEOを続けたい思いはあったというバーニー・エクレストンだが、スポーツの新オーナーとなった『Liberty Media(リバティ・メディア)』の対応に失望はしていないと語っている。

1月にリバティがF1の経営権を取得した後、エクレストンには名誉会長という役割があてがわれ、元21世紀フォックスのチェイス・ケアリーが新CEOに就任した。新たなシーズンの開幕を前に『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』の番組に登場したエクレストンは、まだあと3年間は最高責任者で居続けるつもりだったと述べている。そんなエクレストンに、今の状況に失望しているかという質問が投げ掛けられた。

「いや、そんなことは全くない」と彼はひょうひょうとした調子で述べた。「世界の回り方ぐらい知っているよ」

しかし、自分がリバティの立場だったなら、マネジメントのトップレベルを大改革する前に、少なくとも1年は待っただろうと述べている。

「彼らの立場だったなら、私にもう少し仕事を続けないかと持ちかけただろうね。1年たってその上で、"どうだね、調子は。うまくいかない? うまくいかなかったのか? それは残念。では出ていってもらおう"とでも対応しただろう」

「しかし、企業の経営方法は人それぞれ違って当然だ。アメリカ企業らしい経営方法ともいえる。気の利いた表現にするなら、彼らは車を買い、それを乗り回したくなったのだよ」

リバティのオーナーシップの下、F1は前オーナーの『CVC Capital(CVCキャピタル)』が優先した1年単位の利益ではなく、キーマーケットにおけるスポーツの長期的な成長に焦点を合わせることになる。自分が経営していた時にはできなかった新アイデアをケアリーは実験できる立場になったのだとエクレストンは述べた。

「ねたましいくらいだよ。彼は私がやりたかったができなかったことを実行することができるんだからね。私は会社を経営し、利益を出さなければならなかった」とエクレストンは付け加えた。「それが最高責任者としての私の仕事だった」

「彼はそういうことを心配しなくても良いな立場にいる。もしかしたら彼は、自分ならファンを喜ばせることができると考えているのかもしれない。だが、本当に彼らを喜ばせるのは良い競争だよ」

「われわれの製品は売るのが容易な製品ではない。そのため、人々を囲い込むのは簡単なことではない。しかし、今年のレースが面白ければ、間違いなく楽になる。私はそうなることを願っているんだ」

自身のCEO時代の働きに非はなかったとエクレストンは自己弁護し、85億ドル(約9,600億円)という大金をリバティに払わせることができたのは自分のおかげだと豪語する。

「どうも人々は少し混同してしまっているようだ」とエクレストンは述べた。「彼らもチェイスも、私がこの3年間で優れた仕事をしなかったとは思ってもいないし、言ってもいない。私は自分で良い仕事をしたと思っているし、CVCもそう思っている。そして私は年間15億ドル(約1,700億円)の収益を生みだした。それがあったからこそ大金に値する株式になったんだよ。もし私が怠けた仕事をしていたなら、もっと安い値段で買いたたかれていただろうね」

エクレストンは名誉会長として、今年のレースの"少なくとも半数"には訪れることを明らかにしている。

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