News

  • メルセデス

ハミルトンには自由が必要とヒル

Me
2017年3月17日 « 新ルールで"魔力を取り戻した"ニューイ | マクラーレンへ「100%コミット」を誓うHonda »
© Gasperotti/Sutton
拡大

1996年のワールドチャンピオン、デイモン・ヒルは、メルセデスがルイス・ハミルトンに彼の望む通りの自由を与えるべきだと考えており、さもなければライバルチームに奪われる恐れもあると警告する。

ハミルトンは2013年にメルセデスに移籍して以来、32回の勝利と過去4シーズンで2度のドライバーズタイトルを手に入れ、自身のF1キャリアで最大の成功を楽しんでいる。しかしドイツチームに在籍中、彼が必ずしも論争と無関係だったとは言い難く、特に2014年から2016年にかけてチームメイトのニコ・ロズベルグとタイトル争いを繰り広げている最中には物議を醸すことも多かった。

2人の間の緊張が頂点に達したのは昨年のアブダビGP。逆転タイトルに最後の望みをかけるハミルトンはチームの指示を無視し、後続にロズベルグを抜かせようと意図的にペースを落として走行した。『The Guardian(ガーディアン)』に口を開いたヒルは、ハミルトンのことをあまりコントロールしようとしない方がいいとメルセデスに警告する。

「ルイスは感情をむき出しにする獣のようなものなので、いずれ、"もう嫌だ、そんなことはしたくない"と言い出す日が来るだろう」とヒルはいう。「それはどのドライバーにも当てはまることだが、彼ほど恵まれた立場の者ばかりではないからね。彼の場合は他からぜひにと請われる身分だ」

「そういう有利な立場にいる。メルセデスはルイス・ハミルトンが自分たちの資産なのだと認識し、彼をつなぎ止めようと思うのなら、自由な仕事のやり方を認めるか、認めないかを選ばなければいけない。ルイスは気に入らないことがあれば、その感情をはっきり出す傾向がある」

さらにヒルは、コース外でハミルトンが好むセレブなライフスタイルについても擁護し、望む自由をメルセデスが与え続ける限り、彼にはプライベートな生活と仕事のバランスを自分で調節する能力が十二分に備わっていると述べた。

「彼は自分のライフバランスを維持するために必要なことを何でもする。ニコは戦いのプレッシャーに耐え切れず、引退してしまった。ルイスが別の所で羽目を外してストレスを発散し、リフレッシュして戻ってくるのならいいことではないか」

「優秀なドライバーなら神経をすり減らさず、きちんとした仕事ができる環境を自ら作り出さなければならない。ニコは昨年のチャンピオンシップで精根尽き果ててしまったようだが、その状態を何年も保てる時間は限られている」

「ルイスは自分のリソースマネジメントの仕方を知っているんだ。遊び過ぎたり仕事をし過ぎたりすることも可能だが、人はどこかでエネルギーを蓄えなければならない。彼はメルボルンに仕事のピークを持っていかなければならないことを知っているので、それまでに力を使い果たすようなまねはしないよ」

© ESPN Sports Media Ltd.