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マクラーレンが供給の可能性についてメルセデスに接触?

ESPN Staff
2017年3月16日 « ハッキネンが古巣マクラーレンに帰還 | 新ルールで"魔力を取り戻した"ニューイ »
© Mark Sutton/Sutton Images
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マクラーレンがエンジン供給の可能性についてメルセデスに試験的なアプローチを行ったと『BBC』が報じた。

Hondaのパワーユニットに信頼性トラブルが多発し、ライバルと比べてパフォーマンス面でも不足していることが明らかになり、マクラーレンは厳しいプレシーズンを過ごしている。2017年が最後の契約年となるフェルナンド・アロンソは、新シーズンに向けたチームの"唯一の問題"はHondaだと名指しし、ストレートだけで他より時速30kmも負けているといら立ちをあらわにした。

26日(日)に迫る開幕戦までにパフォーマンス差を埋められる可能性は低いとHondaは認めており、アロンソの未来や今後のパートナーシップについての臆測が流れ始めていた。『BBC』によれば、将来的な契約の可能性についてマクラーレンからワールドチャンピオンのメルセデスにアプローチがあったとのこと。メルセデスは彼らが2015年にHondaに切り替えるまで供給を受けていたメーカーだ。

報道によるとマクラーレンはHondaとの関係がうまくいかなかった場合の"選択肢を検討している"という。今週始めにレーシングディレクターのエリック・ブーリエは、以前のエンジンパートナーと組んでいたなら、今頃チームは現在よりはるかに良いポジションにいただろうとの考えを口にしている。

MCL32に"今すぐ"メルセデスエンジンを搭載したら、チームは勝てるかとスペイン紙『AS(アス)』に聞かれたブーリエは、「ああ、また勝てるようになっていただろうね」と答えた。

そもそもメルセデスからHondaパワーへと乗り換えたのは、カスタマーチームのままでいては現代F1でチャンピオンシップに優勝することは不可能だとのロン・デニスの信念が動機だったことを思うと皮肉な話だ。1980年代と1990年代初めにアイコニックな成功を誇ったマクラーレン・ホンダの再結成だったが、2015年は9位、2016年は6位と過去の成功には遠く及ばない状態が続いている。

シーズン中の大がかりな設計変更を制限していたエンジントークンシステムの廃止によって、1年遅れでV6ターボ時代に参戦したHondaにとっては2017年こそトップに返り咲く最高のチャンスだと思われていた。しかし、F1プロジェクト総責任者の長谷川祐介氏はテストで見たメルセデスとフェラーリのパフォーマンスに驚かされたと認めている。

今シーズン、何より大きな問題となって覆いかぶさるのはアロンソの契約状況だ。2度のワールドチャンピオンである彼は夏休み前に具体的に進退を考えるつもりはないとしているものの、彼をマクラーレンにつなぎ止めるには今年の戦いでコンペティティブなマシンを用意できるかどうかに懸かっているとブーリエは認めている。

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