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アロンソの質疑応答

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2017年3月9日 « まだ辞める考えはないとアロンソ | ラップタイムに気を取られてはいけないとベッテル »
© Gasperotti/Sutton
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マクラーレン・ホンダMCL32で行った最初の3日間のテストで限られたマイレージしか走れなかったフェルナンド・アロンソがチームの抱える問題と、それが2017年シーズンのスタートに及ぼす影響について記者団に語った。

今日のエンジンがオーストラリアで使用するスペックなのですか? 昨年のエンジンよりも悪化しているということは?
最初の質問に関しては、いや、オーストラリア仕様のエンジンじゃないけれど、先週使ったものの進化版だ。オーストラリアには別の進展があるはずだから、その点から言えば最終版ではもっとパワーと信頼性が高まるという希望がある。だけど、先週のスペックは期待したような結果をもたらさなかったし、今週のスペックも期待に届かなかった。オーストラリアにはもっと多くを望む必要があるし、ここ2つのスペックが期待に沿わなかったから希望を持たなければならない。どうなるかはそのときだね。今日の走行に関しては、去年よりパワーはさらに劣っているかもしれない。でも僕らはエンジンに抱えているいろいろな理由、いろいろな問題のためにオーストラリアで使うものとはかけ離れたセッティングを使っていた。エンジンのフルパワーは、僕らが今経験している問題を全て解決してからでなければ出せないんだ。

全ての問題が消え、マシンの全ポテンシャルを発揮できるのはいつになると考えていますか?
僕には分からない。それはトップが下す大きな決定によるところが大きいだろう。多分、一番のゴールは可能な限りベストなコンディションでオーストラリアに降り立つことだ。テストの最初の6日間では達成できなかったことだよ。僕らにはあと2日残っている。各ドライバーに1日ずつだ。そこではクルマの基本的な部分を試してエンジンの中にあるパワーを解放できるようにならないとね。オーストラリアまでに中から高レベルの信頼性を築いて、できるだけトラブルを抑えてレースをフィニッシュし、可能な限り最大のエンジンパワーを出さなければいけない。プライオリティーの第2位は競争力だ。やがてはトップ5のバトルに加わり、ポディウムに上がってレースに勝たなきゃ――今年僕らが夢見ていたこと全てだよ。そのためには、大きな決定によってこの状況が変わることを願おう。僕は即座の素晴らしい反応をチームに期待する。

これだけ問題が発生していますが、テストの最初の6日間でポジティブな要素は見いだせましたか?
新ルールについては全般的にポジティブなフィーリングがある。コーナーをアタックすることができるし、グリップも大きくなった。それはうれしくてポジティブなサプライズだよ。今は思い通りに全開でドライブできる。小さな子どもみたいにタイヤを持たせたり、おかしなことが起きるのを避けたりする必要はない。それがF1マシンを感じる一番の方法なんだ。自由にアタックできるのは楽しい。後は他の人たちと同じスピードでストレートを走れさえすれば。クルマはいいと思うんだ。分析結果を見ると、コーナーでは他のクルマに引けを取らない。ほとんどのコーナーではタイムを失っていないのに、ストレートでは全て時速30から40kmも遅いんだ。ストレートで失っているタイムを足せば、速いクルマとのギャップは埋まる。

オーストラリアに向けた短期的なソリューションは?
何もないよ。僕にできるのは自分のベストな仕事をすること。できるだけ速くコーナーを走ることしかできない。やるべき仕事は残されている。エンジンの問題を修正し、その中にあるはずのパワーを引き出す。まだ一度も僕らが望んでいたようなエンジンのフルパワーで走れていないからね。信頼性も欠いている。15、35、43周――好きなだけ――連続して走ることが必要だ。エンジンのアラームが鳴ってクルマを止めるんじゃなく、止まりたいだけ止めればいいようにならなくては。

もしもあなたのマシンにメルセデスエンジンを積んでいたら、オーストラリアでの勝利は可能だと思いますか?
そんなことは誰にも分からない。そういうのは計算で答えが出ることじゃないよ。あのクルマなら勝てるかなんて分かるはずがない――誰にもね。僕らはHondaと力を合わせ、一緒にプッシュして前進するよ。僕らには今見せているものよりずっと良くなれるポテンシャルがあると信じているんだ。ストレートで30から40kmも遅いなんてあり得ない。テストベンチとコースで違いがあるとか、何が起きているにせよ、彼らに問題があるとしたら、僕らは一緒にそれを乗り越えて残りの2日間のテストでできる限り多くのラップを走らなきゃならないんだ。

2015年と今の状況は似ていると思いますか?
いや、違うと思う。2015年のテスト開始時は僕らもまだ準備ができていなかったけど、Hondaは多分自分たちのエンジンについて何も知らなかったんだと思う。今は過去2年間の情報をたくさん持っている。だから、ここまで見て経験している問題に対する答えを彼らは全て持っているはずなんだ。僕らにはいい電気モーターがある――それは一番の人たちと比べてもほぼ同等だろう――ブレーキングエリアぎりぎりまでストレートでデプロイすることができるから、そのエリアではうまくいっているんだ。ストラテジー、エンジン・マッピング、ギアシフトスピード――2015年にはできなかったことがうまくできるようになっている。もうすでに多くの基本作業が終わっているけど、エンジンに関しては2、3、ニュートラルなエリアがあるから、残りの2日間でそれを確認して、もっといい状態でオーストラリアに降り立たなければいけない。その後はレースに勝てるように努力する。

ロズベルグの引退表明以降、メルセデスからのコンタクトはありましたか? 彼らのマシンを見て、移籍すれば良かったという思いは?
先週の記者会見を見てよ。答えは全部そこにあるから! 僕には契約がある。ここにいてハッピーだ。だから、変わる必要はない。

ボッタスにも契約がありましたが・・・。
彼はマネジャーが違うから・・・。

昨年のエンジンの進化版で走るのと、今のように全くのニューエンジンに時間をかけてラップを失うのとどちらがいいですか?
違う違う、僕はこの状況が気に入らないわけじゃないんだ。僕らのラップはクオリティー重視のラップだ。クルマを理解し、問題を発見する。11周するとリアブレーキのキャリパーがオーバーヒートするとか、ティアオフがラジエーターに入って温度が上がるから、オーストラリアでは再発防止のためにインテークにネットを付けなきゃとか、走るたびに全てのラップから学んでいるんだ。重要なのは異なるセットアップを試すこと、ハード、ソフト、違うライドハイトを試して、最終的にどのコンディションでマシンがいいパフォーマンスを見せるのかを知ることだ。それは10周の走行を12回、120周することで達成できる。もしくは3周を12回なら36周だ。どちらの場合でも得られる情報は全く同じ。今はいろいろ問題があるからショートランにすることを選んだんだ。1日の終わりにはすごく有益な情報が得られて、常にクルマの改善に役立っている。まだそれを示すことはできていないけど、きっと正しい方向に進んでいるはずだ。

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