News

  • ロス・ブラウン

「浅はかな」ルール変更が裏目に出たとブラウン

Me
2017年3月1日 « フォーマット変更をノンタイトル戦で試したいとブラウン | ロズベルグ、新車に感動するも、引退に悔いなし »
© Mark Sutton/Sutton Images
拡大

2017年のF1レギュレーション改革は、ワールドチャンピオンのメルセデスを弱体化させるどころか、強化してしまったとロス・ブラウンが語った。

始まったばかりの冬季テストを見ると、ワイドになりダウンフォースを増した今年のマシンは、ラップタイムの大幅な短縮という当初の目的については約束通り達成できそうだ。その変更の規模の大きさから、序列にも大きな変化が起き、2014年にV6ターボエンジンが導入されてから3年間にわたって全てを支配してきたメルセデスの優位にも終わりが来るのではないかと期待されていた。

しかし、ワールドチャンピオンの強さは2017年になってさらに増したように見える。プレシーズンテストの最初の2日間で、彼らはすでに320周という周回を積み上げた。最近の近視眼的なF1の対応に批判的なブラウンは、このルール変更こそが近年のF1の失敗例だと指摘する。

「こうした変化があるたびにわれわれは自分たちの問題点を露呈させてしまう」とブラウンは『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』に述べた。「指を組み、成功することを祈るのだが、この例を見れば初めから方針そのものが正しくなかったことがよく分かる。もしメルセデスの常勝を止めることが目的だったのだとしたら、これはその正反対の結果を生んだといえる」

「あれほど強く、リソース豊かなチームであれば、変化にも自在に対応できるものだ。これでメルセデスが不安定になるなどと考えるのは、浅はかだったと私は思うよ。むしろ彼らにアドバンテージを与えたようなものだ」

ブラウンのF1復帰は、新シーズンを前に財政破綻したマノー・レーシングの消滅と時期が重なった。新たな役職に就いた彼がもう一つ、早い段階で考えなければならないのは、スポーツの小規模チームでも戦えるフィールドを作り上げる方法だ。

「長い目で見て、もっと多くのチームが競争に参加できるようにしなければならない。グリッドの下位では、ドライバーのスポンサー力が上位よりはるかに重視される。小規模チームの基盤がもっと安定すれば、スポーツ全体が改善するはずであり、(マックス)フェルスタッペンのようなドライバーが今よりも多く出てくるはずだ」

© ESPN Sports Media Ltd.