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  • US GP - 決勝

ハミルトンが完勝! ロズベルグは2位

Jim
2016年10月24日
© Mark Sutton/Sutton Images
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好天の続くサーキット・オブ・ジ・アメリカズで日本時間24日(月)早朝4時から2016年FIA F1世界選手権第18戦US GP決勝レースが開催され、メルセデスのルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウインを達成した。

ライバルたちを寄せ付けぬ速さを示したメルセデスは予選でもスピードを見せつけてフロントローを独占。チームメイト対決を制してポールポジションを獲得したのはハミルトンでニコ・ロズベルグは2番手に食い込んだ。メルセデスの後ろにレッドブルとフェラーリが並ぶ格好で決戦に挑んでいる。

ヘルマン・ティルケが手がけた反時計回りのサーキット・オブ・ジ・アメリカズは全長5.513kmを誇り、決勝レースは56周で争われた。決勝日も快晴に恵まれたオースティンは気温27度、路面温度35度、湿度44%のドライコンディションでスタート時刻を迎える。

ピレリはミディアム、ソフト、スーパーソフトのドライタイヤを持ち込んでおり、今季のレギュレーションでは各ドライバーに週末を通して13セットのドライタイヤが与えられ、うち10セットを自由に選択できるシステムが採用されている。予選Q2をソフトタイヤで切り抜けたのはメルセデスの2台とレッドブルのマックス・フェルスタッペン。3番手スタートのダニエル・リカルド(レッドブル)はスーパーソフトを第1スティントに履いている。

シグナル消灯と同時に好発進を決めた各車が急な上り坂を駆け上がり、ターン1ではハミルトンが先頭で抜ける一方、アウト側から攻めたロズベルグに対してインを突いたリカルドが2番手にポジションアップ。中団ではウィリアムズのバルテリ・ボッタスとフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグがぶつかり、ボッタスは右リアタイヤがパンク、ヒュルケンベルグはマシンに大きなダメージを負ってしまうも、2台ともピットへの帰還を果たしている。ただ、ボッタスがレースを続けた一方でヒュルケンベルグはそのままマシンを降りた。この一件はスチュワードの審議対象となったが、レーシングインシデントとの判断が下り、お咎めなしの裁定が発表されている。

フォース・インディアはセルジオ・ペレスにもアクシデントがあり、オープニングラップでトロ・ロッソのカルロス・サインツに追突されてスピンを強いられている。幸い、ペレスは走行を再開したが、ポジションダウンを余儀なくされた。

先頭のハミルトンが8周目に入る頃、まずはレッドブルとフェラーリが動き出す。リカルドとキミ・ライコネンが新品のソフトタイヤに履き替え、その2周後にはユーズドのソフトタイヤでスタートしたフェルスタッペンもタイヤ交換を終えた。それを見てメルセデスはロズベルグのタイヤを新しいミディアムのセットに交換してコースへと送り出す。一方のハミルトンは最初のピットストップでソフトタイヤを選んでいる。ベッテルは14周の終わりまで引っ張って第2スティントをソフトタイヤでスタートさせた。

ハミルトンが順調にリードを広げていく中、レッドブルの2台と攻防戦を繰り広げるロズベルグは前方のリカルドとのギャップを1秒前後に抑えつつ、後ろからプレッシャーをかけてくるフェルスタッペンにもきっちりと対応してみせた。

25周目にライコネンが2度目のタイヤ交換に向かったのを皮切りに、レッドブルもリカルドをピットに呼び入れる。その翌周、フェルスタッペンがピットインするも、レッドブルクルーが出てきておらず、どうやらフェルスタッペンは指示がないままタイヤ交換に入ってしまったようだ。大慌てでミディアムタイヤへの交換を済ませたレッドブルクルーに見送られてコースに戻ったフェルスタッペンだったが、エンジントラブルに見舞われ、しばらくスローペースで走行するも、最後はコース脇にマシンを止めた。

これで約3周に渡ってバーチャルセーフティカーが発令され、その間にメルセデスがハミルトンとロズベルグのダブルピットストップを完了。ロズベルグはリカルドの前に出てメルセデスが1-2態勢を築いている。

第2スティントでユーズドのスーパーソフトタイヤを履いたライコネンが39周目に3度目のタイヤ交換に向かったが、リアタイヤの装着が終わらないうちにピットアウトしてしまい、ピットレーンを出たところでチームから停車を命じられる。いったん、脇の芝生にマシンを乗り上げたライコネンはリバースギアに入れてピットレーンに逆戻り。他車の邪魔にならない位置にマシンを止めてコックピットを離れた。この一件でライコネンは安全性に欠けるピットアウトだったとしてスチュワードの審議対象となる。

ライコネンが抜けた場所にはトロ・ロッソのカルロス・サインツがつき、ウィリアムズのフェリペ・マッサが追いかける展開に。そこにマクラーレンのアロンソが加わった三つ巴のバトルはサインツがハードブレーキをかけたのを見て、ややアウト側に回ったマッサがアロンソにインを突かれてポジションを失う。アロンソはマッサがミラーの確認を怠ったとして怒りをあらわにした。その後、アロンソはさらにサインツに対するオーバーテイクも成功させている。

56周のバトルを終始、リードし続けたハミルトンがポール・トゥ・ウインを決め、ロズベルグが2位でゴール。リカルドが3位表彰台に上っている。

入賞は4位以下、ベッテル、アロンソ、サインツ、マッサ、ペレス、バトン、ロマン・グロージャン(ハースF1)だ。マクラーレンがダブル入賞を果たし、初めての母国グランプリに挑んだハースF1がポイントをもぎ取っている。

連戦で臨むシーズン第19戦メキシコGPは28日(金)日本時間24時に初回セッションがスタートすることになっている。

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