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ロズベルグが鈴鹿初勝利! メルセデスが3連覇達成!

Jim
2016年10月9日
© Andre/Sutton
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今週末一番の来場者を迎えた鈴鹿サーキットで9日(日)、2016年FIA F1世界選手権第17戦日本GP決勝レースが開催され、メルセデスのニコ・ロズベルグがトップチェッカーを受けた。

100分の数秒差がモノを言う激戦となった予選はロズベルグが1分30秒647の最速タイムを刻んでポールポジションを獲得。相棒のルイス・ハミルトンも0.013秒差の好タイムを残してメルセデスがフロントローを独占している。予選3番手と4番手にはフェラーリのキミ・ライコネンとセバスチャン・ベッテルが並んだ。

しかしながら、ベッテルは先のマレーシアGPでロズベルグに接触した責任を問われて3グリッド降格処分を受けており、当初は7番グリッドに並ぶ予定だった。ただ、その後、ライコネンが予定外のギアボックス交換を強いられて5グリッドダウンすることになり、ベッテルは6番手に昇格、ライコネンが8番手に着いている。

同じくギアボックスを交換したマノーのパスカル・ウェーレインが5グリッド降格処分を受け、マクラーレンのジェンソン・バトンが最新スペックのパワーユニットを載せた関係で35グリッド降格となり、ウェーレインが21番グリッド、バトンが最後尾からスタートすることになった。

全長5.807kmの鈴鹿サーキットにて53周で争われた決勝は曇り空の下、気温21度、路面温度25度、湿度62%のドライコンディションでスタート。ピレリはソフト、ミディアム、ハードのドライタイヤを持ち込んでおり、今季のレギュレーションでは各ドライバーに週末を通して13セットのドライタイヤが与えられ、うち10セットを自由に選択できるシステムが採用されている。

シグナル消灯と共に好発進を決めたロズベルグが先頭でターン1に向かう一方でハミルトンは出だしにつまずき大きく後退。フォース・インディアのセルジオ・ペレスが見事なスタートで3番手に上がった。ハミルトンはオープニングラップを終えて8番手の位置だ。3周目にはベッテルがペレスに追いつき、ターン1で豪快なオーバーテイクを披露。トップ3はロズベルグ、フェルスタッペン、ベッテルと変わる。

苦しい状況のハミルトンはレース展開を踏まえてタイヤをいたわりながら、ひとつずつポジションを取り戻す戦いを強いられた。10周目になるとマクラーレンがアロンソをピットに呼び入れる。アロンソは前にウィリアムズ勢を抱えて走っており、ポジションを奪えない状況を打破するために早めに入れることにしたようだ。

アロンソに続いて他陣営も最初のタイヤ交換を順次行い、レッドブルやフェラーリは2台同時にピットストップを完了している。全体的に接近戦が多く、チームやドライバーはコース上での追い抜きではなくピット戦略でのポジションアップを狙った。

ウィリアムズやルノー、ザウバーは第1スティントを長く取っており、新しいハードタイヤでレースをスタートしたバトンは19周を走って新品のソフトタイヤに交換。ウィリアムズが動いたのは先頭のロズベルグが25周目に入ってからで、先にフェリペ・マッサのタイヤをハードタイヤに交換している。パートナーのバルテリ・ボッタスやルノーとザウバーの各車もそこから3周のうちに第2スティントをスタートさせた。

また、フェラーリはリカルドを追いかけるライコネンの2度目のピット作業を27周目に敢行。ハードタイヤを用意して送り出した。その3周後からはラップリーダーのロズベルグを含む上位数台が次々と2回目のタイヤ交換を完了していく。ベッテルとハミルトンはしばらくステイアウトを続けたが、ハミルトンが34周目にハードからハードに履き替えて1周後にはベッテルも第3スティントに移行した。新しいソフトタイヤのセットを選んだベッテルはハミルトンの後ろでコースに戻り、最初こそ猛チャージで追い回したが、チェッカーまでの距離を考えてタイヤをいたわる走りに切り替えている。

一方のハミルトンはひとつでも順位を上げようと終盤もプッシュをやめずに2番手を走るフェルスタッペンに接近していく。DRSを生かせるコンマ数秒差まで詰め寄ったハミルトンは若手ドライバーのフェルスタッペンにディフェンディングチャンピオンとしてプレッシャーをかけるが、フェルスタッペンが若手らしからぬ落ち着いた防御を披露して最後までポジションを守りきった。

ロズベルグがポール・トゥ・ウインを決め、2位にフェルスタッペン、スタートの出遅れから巻き返したハミルトンが3位で表彰台に上っている。

4位以下、入賞はベッテル、ライコネン、リカルド、ペレス、ヒュルケンベルグ、ウィリアムズのフェリペ・マッサとバルテリ・ボッタスがダブル入賞を果たした。

マクラーレンはアロンソが16位、バトンが18位で完走している。

鈴鹿を舞台にした年に一度の祭典が終わり、F1サーカスは約2週間の期間を置いて次の会場へと移動する。2016年シーズン第18戦US GPはアメリカ・テキサス州オースティンで行われ、初回セッションは21日(金)日本時間24時にスタートすることになっている。

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