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© Mark Sutton/Sutton Images
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85億ドル(約8,640億円)で新たなF1のオーナーとなった『Liberty Media(リバティ・メディア)』がスポーツを成長させるために今後注力することになる5つのキーエリアを明らかにした。

7日(水)に、リバティ・メディアは『CVC Capital Partners(CVCキャピタル・パートナーズ)』率いるグループからF1の経営権を取得したと発表。商業権オーナーのバーニー・エクレストンはスポーツのCEOとしてとどまり、新たな会長には元『21st Century Fox(21世紀フォックス)』の社長兼CCOのチェイス・ケアリーが就任する。

その新オーナーが次の数年にわたって焦点を置くメインエリアの概要を発表した。"F1に大きなチャンスあり"との副題の元、リバティは"全ての投資家(ファン、チーム、パートナー、株主)に利益をもたらす開発のチャンス"をスポーツに見いだしているといい、5つの具体例を挙げている。

●スポーツ、およびブランドとしてのF1のプロモーションとマーケティングの拡大

●特にデジタル面におけるコンテンツディストリビューションの強化

●スポンサーシップを含めたより広範囲なコマーシャルパートナーの獲得

●レースカレンダーの発展

●ライブイベントとデジタルマネタイゼーションの分野におけるリバティの専門知識の活用

8日(木)に行われた電話会議でケアリーはF1のビジョンを概説し、スポーツが最近進出した大陸ばかりでなく、ヨーロッパのマーケットも同じくらい高く評価していることを強調した。

「グローバルスポーツとしては、マーケット開拓という点で新たなマーケットがチャンスになることは明らかだ。これからスポーツを成長させるのが楽しみであり、アメリカやアジアといった地域でスポーツを拡大させていくという考えにわれわれは胸を躍らせている」とケアリーは述べた。「しかし、私にははっきりさせておきたいことがある。すでに確立されたマーケット――F1の本拠地と基盤はヨーロッパにある――をわれわれが極めて重要なものであると位置づけている点だ」

「ヨーロッパにおけるスポーツの構築、基盤の強化は何よりも優先すべき事項だ。われわれはこのスポーツのグローバルな足跡を積極的に利用したいと考えているし、それに力を入れたいと考えている」

ケアリーはまた、他のキーマーケットに対しては長期戦略で取り組む必要があると述べた。

「より長期的な話をすれば、アメリカやアジアのキーマーケットには開発のチャンスがある。それを一晩で実行するつもりはない」

「だが、そこには大規模な観衆が存在する。デジタルプラットホームを使い、これまで積極的に生かされてこなかったいくつかのツールを使ってそうしたファンに手を伸ばせば、これまで歴史的にF1のファンベースとして大きな一部を成していた場所で、全く新しい世代のファンを獲得することができるだろう」

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