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チームオーダーもやむを得なしとメルセデス

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2016年7月4日 « 少ない情報でタイヤ戦略を練った各陣営 | ロズベルグにペナルティも結果は変わらず »
© Mark Sutton/Sutton Images
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ニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンが今季2度目の同士打ちを起こしたことを受けて、メルセデスのクリスチャン・トト・ウォルフはイギリスGPからチームオーダーを出すことも検討するという。

レースのファイナルラップでハミルトンがロズベルグをパスしようとし、メルセデスドライバーたちは2コーナーで接触してしまった。コーナーに深く突っ込むことでポジションを守ろうとしたロズベルグは、外側に追いやられたハミルトンにほとんどスペースを残さなかった。接触の衝撃でロズベルグはフロントウイングを壊してしまったが、ハミルトンは大きなダメージなく走り続けて勝利を飾った。

メルセデスドライバーたちはスペインGPの1周目でも同士打ちを起こしている。それがまたしても繰り返されてしまったことで、ウォルフはチームオーダーも考えなければならないと頭を抱えている。

「バルセロナの方がはるかに気楽だった。接触のないレースが30戦続いていたので、いずれは起きるだろうと思っていた。あの時は2台そろってレースを終えていた。そこで私は純粋にも、"仕方がない。これで彼らも学んだだろう。どうなるかは分かったのだから、二度と起きることはないはずだ"と思ったんだ。なのにどうだ、また起きてしまった」

「こうなってしまった以上、考えられるオプションを全て検討するしかない。その1つはレースのある段階で順序を固定することだ。嫌われるだろうし、私自身吐きそうになるよ。私は彼らにレースをさせたいからだ。だが、接触せずにレースができないのなら致し方ない」

ドライバーたちはそれぞれ自分の無実を主張しているが、ウォルフも自身も考えはあるという。

「どちらかを責めることはしたくない。映像やオンボードを見るたびに新しい情報が入ってくるからだ」と彼は述べた。「どちらか一方がもう一方より悪いと明言することはできない。私個人の意見はあるが、ここで表現するつもりはない。それは避けるのが当然だ」

「彼らの主張に関係なく、われわれは決めなければならない。決めるのはコアとなるレースチームだ。どちらにも転ぶ可能性がある。2台のマシン間の接触を避けるという結果が必要だ。そのために全ての可能性を考えなければならない。"聖域"などというものは存在しない。全てを検討する」

ロズベルグはデグラデーションの早いタイヤでなおかつブレーキ・バイ・ワイヤの問題を抱えていたことから、今回の件は100%割り切れる問題ではないとウォルフは述べた。

「いや、私は黒と白に分けるつもりはない。ニコはハンディキャップを負ったマシンで遅くブレーキングしようとして、通常のラインを走れなかった。そこへルイスが外側からやってきた。ここで最初の接触は起きている。つまり、接触するには2人が必要だと言いたいんだ」

「まずは冷水を張ったバケツに頭を突っ込みたい――この後すぐそうするよ! 来週末もレースなので、2台が接近している時の対処法を関係者全員を集めて内部的に議論しなければならない」

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