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  • カナダGP - 決勝

ハミルトンが2連勝!

M.S.
2016年6月13日
© Goria/Sutton
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緑あふれるジル・ビルヌーブ・サーキットにて、日本時間13日(月)深夜3時から2016年FIA F1世界選手権第7戦カナダGP決勝が実施された。

前日に行われた予選でルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得し、相棒のニコ・ロズベルグと共にメルセデスがフロントローを独占。2列目にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とダニエル・リカルド(レッドブル)が並んだ。

トロ・ロッソのダニール・クビアト(予選13番手)とザウバーのマーカス・エリクソン(予選19番手)は前戦モナコGP決勝で他車と接触したペナルティとして3グリッド降格された。トロ・ロッソは予選Q2でクラッシュしたカルロス・サインツ(予選)もギアボックス交換による5グリッド降格処分を受けており、これらの結果クビアトは15番グリッド、エリクソンは21番グリッド、サインツは20番グリッドについている。

今年は各レースに3種類のドライタイヤが持ち込まれ、チームとドライバーは週末に使用する13セットのタイヤ中、10セットをそこから自由に選択できる。普段は公園の外周路として使用されている今週末の舞台にはウルトラソフト、スーパーソフト、ソフトの3種が用意された。ピレリは決勝レース用にソフトを2セット確保するよう指定している。

普段は公園の外周路として使用されているサーキットは1周4.361km、決勝レースは70周で争われる。レーススタート時の天候は曇り、気温12度、路面温度24、湿度56%のドライコンディションだった。

スタート時のタイヤとしては11番グリッドのセルジオ・ペレス(フォース・インディア)と22番グリッドのケビン・マグヌッセン(ルノー)がソフト、12番グリッドのジェンソン・バトン(マクラーレン)と19番グリッドのリオ・ハリアント(マノー)がスーパーソフトを選んだ以外は、全員がウルトラソフトを履いている。

レースがスタートすると、好発進を決めたベッテルがターン1でメルセデス勢をまとめてオーバーテイク。ハミルトンとロズベルグは軽く接触し、コース外に押し出されたロズベルグは大きくポジションを下げた。

1周目が終わった時点でベッテル、ハミルトン、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、リカルド、キミ・ライコネン(フェラーリ)、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、フェリペ・マッサ(同)、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、ロズベルグ、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)がトップ10を走っている。

スタートでリードを奪われたハミルトンは着実にベッテルとの差を詰めていく。アロンソは3周目にロズベルグとヒュルケンベルグにオーバーテイクされながらも、10番手で得点圏内をキープしていた。

11周目、そのアロンソのすぐ後ろを走っていたチームメイトのジェンソン・バトンがエンジントラブルに見舞われる。白煙を上げるバトン車がストップしたため、バーチャルセーフティカーが発令された。

これを見てフェラーリがベッテルとライコネンをピットに呼び、2台ともスーパーソフトタイヤに交換してコースへ戻す。4番手で隊列に合流したベッテルは17周目にリカルドをパスして3番手に浮上した。

21周目にフェルスタッペンがピットへ向かったのを受け、ベッテルが2番手に。フェルスタッペンが戻った位置は8番手で、ライコネンがその後ろ9番手を走行している。その間にもルノーのジョリオン・パーマーがガレージにマシンを収めてレースを終えていた。

その後も各車の初回タイヤ交換が続き、ラップリーダーのハミルトンは25周目にソフトに履き替えた。この時点でまだピットインしていないのはソフトスタートの8番手ペレスと16番手マグヌッセンのみ。隊列はベッテル、ハミルトン、フェルスタッペン、ライコネン、リカルド、ボッタス、ロズベルグ、ペレス、マッサ、ヒュルケンベルグというオーダーに入れ替わり、フェラーリコンビ以外は全員がソフトを第2スティントのタイヤに選んでいる。

ソフトで粘っていたペレスは31周目にピットインし、スーパーソフトを装着した。

2回目のピットストップは7番手ライコネンが34周目に動いたのに始まり、37周目にタイヤ交換を行ったベッテルと共にフェラーリコンビはソフトでチェッカーフラッグを目指す。同じ頃、ウィリアムズのピットに戻ったマッサがマシンを降り、このレース3人目の脱落者となってしまった。

ソフトで粘ったマグヌッセンは40周目にウルトラソフトにチェンジする。新しいタイヤを履いたベッテルは6秒以上あったハミルトンとの差を少しずつ削っていった。

一方、4番手を走っていたロズベルグはスローパンクチャーを喫して51周目にピットインし、ユーズドのソフトに履き替える。暫定首位のハミルトンと3番手ボッタスは1ストップ戦略を取っていた。

ハミルトンを追いかけるベッテルはミスを犯して後退し、前者のペースアップもあって2人の差は再び6秒以上に拡大。その後ろではロズベルグが1台ずつライバルたちをコース上で料理し、残り10周を切ったところで4番手フェルスタッペンに狙いを定めていた。

トップを走るハミルトンは確固たるリードを築いて周回をこなしていく。僚友ロズベルグはファイナルラップの最終シケインでついにフェルスタッペンをオーバーテイクしたかに見えたが、前に出た瞬間にスピンを喫し、大きくコースオフ。しかし、後続が離れていたために、体勢を立て直したロズベルグは元のポジションを維持してゴールまでマシンを運んだ。

トップチェッカーを受けたハミルトンは前戦モナコGPに続く2連勝で今季2勝目をマークしている。ベッテルが2位、ボッタスが3位で共に表彰台に上がった。

4位フェルスタッペンに次いでロズベルグが5位でフィニッシュし、ライコネン、リカルド、ヒュルケンベルグ、サインツ、ペレスまでがポイントを獲得。

1ストップでレースを走り切ったアロンソが11位に入り、以下クビアト、エステバン・グティエレス(ハースF1)、ロマン・グロージャン(同)、エリクソン、マグヌッセン、パスカル・ウェーレイン(マノー)、フェリペ・ナッサー(ザウバー)、ハリアントが完走を果たしている。

次戦の舞台はF1グランプリ初開催のアゼルバイジャン。首都バクーで行われるシーズン第8戦ヨーロッパGPは、17日(金)日本時間18時に金曜フリー走行1回目がスタートする予定だ。次戦もお楽しみに!

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