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ビアンキ家族が法的措置を開始

Jim
2016年5月26日 « "モナコ問題"解決を願うウィリアムズ勢 | 生産的な1日を過ごしたトロ・ロッソ »
© Sutton Images
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ジュール・ビアンキの家族がFIA、マルシャF1チーム、フォーミュラ・ワン・マネジメント(FOM)を相手取り、ビアンキの命を奪った事故に関する法的措置を開始した。

2014年日本GP決勝レース中に発生した大クラッシュにより、頭部に重傷を負ったビアンキは事故以来、意識を失ったまま昨年7月に永眠している。当時の鈴鹿サーキットはウエットコンディションに見舞われており、ビアンキは黄旗が振られる中でマシンのコントロールを失い、コースを飛び出したところ、他車の撤去作業を進めていた回収車両に突っ込んだ。公式調査ではビアンキのクラッシュに再するF1関係者の行動に誤りはないと判断され、ビアンキが事故現場手前に掲示されていた黄旗区間で"十分に減速できていなかった"と結論付けられている。

26日(木)に発行された声明で、ビアンキ家族の弁護を担当する『Stewarts Law(スチュワート法律事務所)』は事故が"回避可能"だったと述べ、イギリスで法的措置を取るにあたり、FIA、マルシャ、FOMに事前通知を送付したと明かした。

スチュワート法律事務所のジュリアン・チェンバレン弁護士はビアンキ家族を代表し、次のように述べている。

「ジュール・ビアンキの死は避けられたことです。この事故に関するFIA調査委員会の報告書はF1の安全性を改善するために多数の提言を行っていますが、ジュールの死につながったミスを特定するには至っていません。要因についてはいくつか言及されているとはいえ、ジュールを非難したFIA調査委員会の結論はビアンキ家族にとって驚きと共につらいものでした」

「ビアンキ家族は今回の法的措置が回答を与え、不手際があったのであればその責任を関係者に求めるものでなければならないと固く決意しています。現役そして将来のドライバーにとってこのスポーツにおける安全性が優先されているとの確信につながるのであれば今回のことが重要になってくると考えます。これが鈴鹿で実現していれば、ジュール・ビアンキはおそらく今も生きており、愛してやまないF1で競争していたに違いありません」

また、ビアンキの父フィリップ氏は息子の死を引き起こした出来事の真実を知りたいとコメントしている。

「私たちはジュールの正義を望んでおり、2014年日本GPで発生した息子の事故につながった決定的要因の真実をはっきりさせたいと思っています。家族として、私たちはまだ答えの出ていないことが多く、一連の間違いが起きなければジュールの事故と死が避けられたのではないかと考えています」

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