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  • スペインGP - 決勝

フェルスタッペンが最年少優勝!

M.S.
2016年5月15日
© Goria/Sutton
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陽光降り注ぐスペインのシルクイート・デ・バルセロナ・カタルーニャにて、15日(日)日本時間21時から2016年FIA F1世界選手権第5戦スペインGP決勝が実施された。

前日に行われた予選ではメルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得し、そのチームメイトであるニコ・ロズベルグが2番手につけた。3番手はレッドブルのダニエル・リカルドで、今週末からリカルドとコンビを組む元トロ・ロッソのマックス・フェルスタッペンが4番手に入っている。

2016年は各グランプリあたり3種類のドライタイヤが持ち込まれ、チームとドライバーは週末に使用する13セットのタイヤ中、10セットを3種から自由に選択できる。バルセロナにはソフト、ミディアム、ハードが用意されており、ピレリは決勝用に確保するタイヤとしてミディアムとハードを1セットずつ指定している。スタート時のタイヤとしてはハードを選んだ22番グリッドのリオ・ハリアント(マノー)以外の全員がソフトを履いていた。

サーキットは1周4.655km、決勝レースは66周で争われる。決勝スタート時の天候は晴れ、気温21度、路面温度40度、湿度51%のドライコンディションだった。

シグナルオフとともにレースがスタートすると、ハミルトンが先頭を守ったものの、ロズベルグがターン1で僚友をアウト側から抜いていく。しかし、4コーナーへの進入ではハミルトンがロズベルグからポジションを取り戻そうとした際にロズベルグと接触し、マシンに大ダメージを負った2人は滑るようにグラベルへ。トップ2がまさかのリタイアを喫するこのインシデントでセーフティカーが出動した。一件はレース後の審議対象となっている。

このとき得点圏内を走っていたのはフェルスタッペン、カルロス・サインツ(トロ・ロッソ)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、キミ・ライコネン(同)、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(同)、ロマン・グロージャン(ハースF1)だった。

セーフティカーは3周目の終わりに戻り、レース再開。母国の観衆の前で3番手を走るサインツにベッテルが迫るも、オーバーテイクが難しいサーキットだけあってなかなかパスすることはできない。それでも8周目にベッテルがサインツの前に出ると、今度はその後ろから来たライコネンが10周目にサインツを交わしていった。

それと前後して初回タイヤ交換の動きが始まり、ラップリーダーのリカルドは12周目にピットイン。18歳にして隊列の先頭に立ったフェルスタッペンはその翌周にレッドブルのピットへ向かった。

フェラーリ勢からはライコネンがフェルスタッペンと同時にピット作業を行ったものの、ベッテルは少しひっぱって16周目にタイヤを交換。多くのドライバーがソフトからミディアムにつないでおり、トップ10のオーダーはリカルド、フェルスタッペン、ベッテル、ライコネン、ボッタス、サインツ、ペレス、バトン、アロンソ、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)となっていた。

21周目、12番手を走っていたニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)のマシンから白煙と炎が上がり、チームの指示によってヒュルケンベルグはファイアマーシャルのいる位置でマシンを止めた。

29周目、リカルドが2度目のピットインでミディアムからソフトに戻す。ベッテルも次の周にまったく同じ内容でタイヤ交換を済ませ、上位はフェルスタッペン、ライコネン、リカルド、ベッテル、ボッタスというオーダーになった。

2回目のタイヤ交換をそれぞれの相棒から遅らせたフェルスタッペンとライコネンはそれぞれ35周目の終わりと36周目に新しいミディアムを装着。序列はリカルド、ベッテル、フェルスタッペン、ライコネンの並びに戻るも、ベッテルは39周目に3度目のピット作業でソフトからミディアムに履き替えた。

ラップリーダーのリカルドは44周目の終わりに最後のタイヤ交換を完了し、新品のミディアムでチェッカーを目指す。終盤のトップ集団はフェルスッペン、ライコネン、ベッテル、リカルドという序列だった。

47周目、ポイントが見える位置を走っていたスペイン出身のアロンソがパワーを失ってターン3でマシンを止め、このレース4人目のリタイアとなった。

終盤はフェルスタッペンの1秒以内につけたライコネンが毎周DRSを使って仕掛けるも、追い抜きには至らないまま周回を重ねていく。その後ろではリカルドが少しずつ3番手ベッテルに近づき、レッドブル対フェラーリのバトルが2組繰り広げられていた。

49周目、ついにリカルドがベッテルのインをついたが、簡単には先行を許さないベッテルが3番手をキープ。周回遅れをかわしながらの2人の接戦はその後も続いたものの、リカルドは左リアにパンクチャーを喫して残り1周で緊急ピットインを行った。

後続に十分な差を築いていたため、リカルドはベッテルとの勝負を失いつつも4番手を維持してコースに復帰する。前方ではフェルスタッペンがライコネンのプラッシャーに耐えきり、F1史最年少の18歳228日でトップチェッカーを受けた。

フェラーリのライコネンとベッテルが2位と3位で表彰台に上り、4位リカルドから、ボッタス、サインツ、ペレス、マッサ、バトンに加え、フェルスタッペンと交代でトロ・ロッソに移籍したダニール・クビアトまでがポイントを獲得している。

11位エステバン・グティエレス(ハースF1)以下、マーカス・エリクソン(ザウバー)、ジョリオン・パーマー(ルノー)、ケビン・マグヌッセン(同)、フェリペ・ナッサー(ザウバー)、パスカル・ウェーレイン(マノー)、リオ・ハリアント(同)が完走を果たした。

ハースF1のグロージャンは60周目にガレージでマシンを降りている。

次戦は伝統の一戦、第6戦モナコGP。初回セッションである木曜フリー走行1回目は26日(木)日本時間17時スタート予定だ。次戦もお楽しみに!

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