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  • ロシアGP - 決勝

ロズベルグが今季4連勝!

M.S.
2016年5月1日
© Gasperotti/Sutton
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黒海を臨むロシアのソチ・オートドロームにて、5月1日(日)日本時間21時から2016年FIA F1世界選手権第4戦ロシアGP決勝が開催された。

前日に実施された予選ではQ2でパワーユニットのトラブルに見舞われたメルセデスのルイス・ハミルトン不在のQ3で、そのチームメイトであるニコ・ロズベルグがポールポジションを獲得した。予選2番手のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)はギアボックス交換によって7番グリッドに降格され、フロントーにはロズベルグとバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、2列目にキミ・ライコネン(フェラーリ)とフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)が並んだ。

Q3ノータイムで10番グリッドに着くハミルトンは開幕戦で使用したエンジンに載せ替えた他、複数のエンジンコンポーネントを新しいものに交換した。

2014年冬季五輪の会場を前身とするサーキットは、カレンダーでも長い部類に入る全長5.848 km。決勝レースは53周で争われる。セッション開始時の天候は晴れ、気温17度、路面温度41度、湿度62%のドライコンディションだった。

2016年はグランプリごとに3種類のドライタイヤが選定され、チームとドライバーは週末に使用する13セットのタイヤ中、10セットのコンパウンドをその中から自由に選べるようになった。ソチに持ち込まれたのはミディアム、ソフト、スーパーソフトの3種。ピレリは決勝レース用に確保するタイヤとしてミディアムとソフトを各1セット指定した。

第1スティントのタイヤとしては13番グリッドのニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、16番グリッドのエステバン・グティエレス(ハースF1)、22番グリッドのマーカス・エリクソン(ザウバー)がソフトを選択し、それ以外のドライバーがスーパーソフトを履いてスターティンググリッドに着いた。

シグナルオフと同時にレースがスタートすると、頭一つ抜け出したロズベルグに次いでボッタスが2番手でターン1へ。しかし、次の長いストレートでライコネンがその後ろに迫り、ターン2でボッタスの前に出た。

その後ろでは激しいポジション争いが発生。ベッテルが地元ロシア出身のダニール・クビアト(レッドブル)に2度にわたって追突されてスピンを喫し、ノーズからバリアに衝突して早くもレースを終えたほか、後方ではヒュルケンベルグとマノーのリオ・ハリアントもマシンを止めた。フォース・インディアのセルジオ・ペレスは右リアタイヤをパンクしていた。

この混乱を受けてセーフティカーが出動し、クビアト、ダニエリ・リカルド(レッドブル)、エリクソン、ペレス、グティエレスがピットレーンへ向かう。クビアト、リカルド、グティエレスはミディアムに履き替えている。

トップ10はロズベルグ、ライコネン、ボッタス、マッサ、ハミルトン、マックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ)、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)、ロマン・グロージャン(ハースF1)、ケビン・マグヌッセン(ルノー)という並びに変わり、4周目にレースが再開された。

ハミルトンは7周目にライコネンをオーバーテイク。ベッテルとのインシデントで10秒のストップアンドゴーペナルティが科されたクビアトは9周目にこれを消化した。スタート時にヒュルケンベルグと接触したグティエレスは、10周目にドライブスルーペナルティを完了している。

上位勢では17周目に2番手ボッタスがタイヤ交換を行い、ソフトタイヤを履いて7番手で隊列に復帰した。トップのロズベルグと2番手に上がったハミルトンのギャップは14秒で、ハミルトンから1秒以内のところにライコネンがいた。

ボッタスの翌周にハミルトンもスーパーソフトからソフトに履き替える。ハミルトンはコース復帰時にボッタスと接近するも、ここはボッタスが前を抑えた。ボッタスとハミルトンの前にいたのが暫定5番手のアロンソで、ボッタスがアロンソの後ろに着いた隙にハミルトンがボッタスをオーバーテイク。ハミルトンは続いてアロンソもパスし、21周目にライコネンがピットインした際にその前に出た。

ラップリーダーのロズベルグが22周目に初回タイヤ交換を終え、ロズベルグ、ハミルトン、ライコネン、ボッタス、マッサ、ペレス、フェルスタッペン、エリクソン、アロンソ、リカルドがポイント圏内を走る形でレースは後半へ。序盤にミディアムを履いたドライバーと、ソフトからスーパーソフトに切り替えた9番手エリクソン以外は、すべてのドライバーがソフトタイヤを装着していた。

27周目、13番手を走っていたカルロス・サインツ(トロ・ロッソ)に他車をコースオフさせたとして10秒のタイム加算ペナルティが発令された。また、ターン2でレースディレクターの指示に反する動きをしたとしてナッサーに5秒のタイム加算ペナルティが科されている。

中盤は10番手付近で数台が連なる接戦が繰り広げられる。マグヌッセンが8番手に上がっており、30周目にリカルドが2回目のタイヤ交換へ向かった段階でマグヌッセンからグロージャン、ペレス、サインツ、バトン、パーマーがわずかな差で並んでいた。

35周目、マシンから白煙を上げたフェルスタッペンがコース脇にマシンを止めた。一方、着実にロズベルグとの差を縮めていたハミルトンに、チームから水圧に問題が生じているとの連絡が飛ぶ。10秒以上開いていたロズベルグとの差を一時は7秒台まで縮めていたハミルトンだが、以降はややペースを落としてレースを続けた。

1ストップが主流の中、後ろのアロンソに40秒以上のギャップを築いていたマッサは、47周目に2度目のピット作業を実施してソフトからスーパーソフトに交換した。

先頭を行くロズベルグは一度もそのポジションを危機にさらすことなくトップチェッカーを受け、今季4連勝を決めた。25秒遅れてハミルトンがフィニッシュし、3位ライコネンとともに表彰台に上っている。

4位ボッタスと5位マッサが同一周回でチェッカーを受け、以下アロンソ、マグヌッセン、グロージャン、ペレス、バトンがポイントを獲得した。

11位でゴールしたサインツは10秒のタイム加算を受け、リカルドの後ろに下がって12位に。上記に加え、13位パーマーからエリクソン、クビアト、ナッサー、グティエレス、ウェーレインまでの計18名が完走を果たしている。

次戦は第5戦スペインGP。最初のセッションとなる金曜フリー走行1回目は5月13日(金)日本時間17時スタート予定だ。次のレースもお楽しみに!

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