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ウィルソンの父、息子の死は「不慮の事故」

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2016年3月10日 « ウォルフが全ウィリアムズ株を売却 | US GPは予定通り開催 »
© Sutton Images
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アメリカでインディカーレース中に致命的なけがを負い、亡くなったイギリス人ドライバーのジャスティン・ウィルソンの父がそれを"不慮の事故"だったと言い表した。

37歳だったウィルソンは昨年8月にペンシルベニアのポコノ・レースウェイで開催されていたレース中に飛んできたデブリと衝突した。レース終盤、トップに立ったセージ・カラムがバリアにクラッシュし、マシンのデブリがコース上に散乱した。

ドライバーたちはそれぞれマシンを振って回避を試みたが、ウィルソンはその破片でヘルメットを直撃されてしまった。彼は近くのアレンタウンの病院に救急搬送されたが、事故から24時間ほどして死亡が発表された。

この件についてイギリス・ノーサンプトン総合病院の会議室で短い査問会が行われ、そこで検視官のアン・ペンバーがジャスティンの父キース氏の声明を読み上げた。キース氏は一連の出来事を"不慮の事故"と表現している。

声明は次のようなものだった。「レースをリードしていたマシンが時速200マイル以上(約321km)でクラッシュした。そのドライバーは無事だったが、マシンのデブリが宙に高く舞い上がり、重いピースが事故現場に差し掛かったジャスティンの頭部に当たってしまった」

「ジャスティンは意識不明となり、マシンから引き出されて病院に救急搬送された。彼は手術を受け、翌日まで生命維持装置につながれていた。それから、装置を停止させるという決断が下され、ジャスティンの死亡が宣告された。ジャスティンは優しく、思いやりがあって愛される息子だった。家族も友人たちも皆とても悲しんでおり、寂しがっている」

ペンバー検視官はその後、ウィルソンの死は偶発的なものだったと結論づけた。ウィルソンは以前ミナルディやジャガーでF1に参戦しており、亡くなった際はアンドレッティ・オートスポーツに所属していた。

ウィルソンの死をきっかけに、オープンホイールモーターレースにおけるコックピット保護についての議論が再度高まった。フェラーリは先週のテストで、2017年にF1が導入を目指している頭部保護の一案であるハローと呼ばれるデバイスを試したばかりだ。

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