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F1マニュファクチャラーたちがカスタマーチームに低コストでパワーユニットを供給することに同意した。

『Autosport(オートスポーツ)』と『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』によると、F1の4つのマニュファクチャラー――メルセデス、フェラーリ、ルノー、Honda――は、1.6リッターV6パワーユニットの供給コストを1シーズンあたり1,200万ユーロ(約15億3,000万円)に引き下げることに同意したという。また、この新ルールによって全チームにエンジンが供給されることが保証される。開始は2018の予定。

1シーズン中に使用が認められるギアボックスの数は3基に減らされる。レギュレーションが正式に承認されれば、2020年末まで継続される。

決定はジュネーブでの2日間にわたる協議の末に出された。18日(月)にはストラテジーグループが、19日(火)にはF1コミッションのミーティングが開かれている。マニュファクチャラー側が実現可能とする案をFIAに提示する期限は15日(金)だった。

これまでF1統括団体とマニュファクチャラーの間では意見の対立が続いており、昨年にはフェラーリがコストキャップを導入するFIA案に拒否権を発動する一幕もあった。このため、小規模チームでもエンジン代をまかなえるようにするために、FIA会長のジャン・トッドとF1最高責任者のバーニー・エクレストンが強力し、代替用の"バジェットエンジン"を設けるという話が進められていた。

エンジンとギアボックスの代金は、これまで1年につきおおよそ2,000万ユーロ(約25億5,000万円)から2,500万ユーロ(約31億8,000万円)の範囲とされていた。トッドが当初提案したコストキャップ案ではそれを1,200万ユーロにすることを目指しており、それが受け入れられた格好だ。入札に名乗りを上げる企業まで表れた代替エンジン構想の出現によって、既存のマニュファクチャラーたちはようやくまとまり、自分たちで新たな提案を用意する段階までたどり着いた。

12月には世界モータースポーツ評議会で、トッドとエクレストンに変更を強制できる権限が与えられていたが、この合意によってその権利を行使する必要はなくなった。

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