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元チャンピオンのデイモン・ヒルはF1に給油が復活したとしても現代のレースにおいて重要な役割を果たすことはないと考えている。

レース中の給油は高騰するコストを抑えるべく2009年末に廃止されたが、最近行われているルール変更の話し合いで話題の一つに取り上げられている。FIA会長のジャン・トッドは先週、早ければ2017年の給油復活が真剣に検討されていると述べた。

給油がレース戦略の一部だった時代を戦い、1996年の選手権を制覇したヒルは、V6ターボエンジンへの変更と100kgの燃料制限によって現代のマシンでは給油の重要性が希薄になるだろうと見ている。

給油がレースをより見応えのあるものにすると思うか『ESPN』に尋ねられたヒルは次のように返答した。

「その可能性はある。給油は好ましくないと決断されたと思っていたので、再考されているとのうわさに少し驚いたと言わざるを得ない。それには理由があるはずだし、私としては、ショーにもっとチャンスを増やし、人々がより競り合い、レースをさらにエキサイティングにする機会につながるよう期待してものだと推察することしかできない」

「給油が一つのドラマであることには疑いないものの、マシンが使用する燃料は100kgだということも忘れてはいけない。過去数年間で費やされたのはかつて使用していた燃料の3分の2だ。したがって、燃料はいつでも重要だろうが、180kgの燃料が積まれていたときほどの重要性はない」

現在の話し合いでは、2017年にレギュレーション改革を実現することが望まれている。マシンのスピード向上がその一部に含まれており、今のV6ターボに大幅な変更を加えることなしにそれを実行するための唯一の方法が再給油かもしれないとヒルは考えているという。

「燃料流量の制限もあるので、そこが検討される可能性がある。彼らはエンジンのアウトプットを拡大することを希望するかどうか考えながらも、燃料容量を増加するためのリデザインができないかもしれない。そうなると、レース中に燃やすことのできるエネルギー量の増加を可能にするための唯一の道が再給油だ。(給油が話し合われている)理由の一つがそれかもしれない」

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