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  • ライアン・ハンター-レイ

インディカードライバーにもう一度F1への道を

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2016年1月6日 « ヒュルケンベルグの昇進を阻みはしないとファーンリー | フェラーリ、新車への着手が遅れたと認める »
© Getty Images
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現在のインディカーは"過去最大の競争力"を持っており、F1に続く道筋として再び考慮されるにふさわしいと現役ドライバーのライアン・ハンター-レイが語った。

消滅したチャンプカー・ワールド・シリーズとインディ・レーシング・リーグが2008年に統合されて以来、このアメリカのシリーズ出身者でF1レースをスタートしたドライバーはいない。かつて、同シリーズは世界的な人気を誇っており、ナイジェル・マンセル――F1ワールドチャンピオンとして1993年のシリーズタイトルを獲得――のようなビッグネームを引き寄せる存在だった。また、ジャック・ビルヌーブやファン-パブロ・モントーヤといったドライバーがF1で成功するための礎を築いた場所でもある。

インディ500のウイナーで2012年のシリーズチャンピオンでもあるハンター-レイは、アメリカのオープンホイールレースが以前の"衰退"から復興を果たし、そのドライバーたちはF1に通用するレベルになったと主張する。

「キャリアのごく初期に訪れる分岐点での選択次第なんだと思う」と彼は『Sky Sports F1(スカイ・スポーツF1)』に語った。「F1に行きたければ、F1の道を進まなければいけない。それはヨーロッパにある。インディカードライバーになりたければ、アメリカの道を選ぶ。そう決まってしまっている」

「昔々、インディカーでの成功がF1につながっていた時代もあったね。でも、その後インディカーがほんの数年衰退したために、なんとなく遠ざかってしまった。今のインディカーチャンピオンシップはいまだかつてなかったほど強い。過去最高で、最もコンペティティブなんじゃないかな。僕が今そこにいるから言っているんじゃない。そのことは毎週のようにコース上で僕らが証明している」

アメリカでのF1の未来は不確かな状況だ。サーキット・オブ・ジ・アメリカズへの資金援助がカットされ、US GPは中止の危機にある。アメリカチームのハースがロマン・グロージャン、エステバン・グティエレスというラインアップで今年からグリッドに加わるが、8年ぶりのアメリカ人レースドライバーを誕生させたマノーは、アレキサンダー・ロッシを今季も起用するのかどうか明らかにしていない。

アメリカ国内で今以上にF1への関心を高めるのに、ハースF1チームの誕生だけでは不十分だとハンター-レイは考えている。

「アメリカのスポーツマーケットは完全に飽和状態だから、そこを破るのは非常に難しい。フットボール、バスケットボール、野球――あまりにも多くの選択肢の中からファンの注意を引かなければならないんだ」

「F1レース自体にはそれができると思う。でも、イギリスを拠点としておきながら、"USF1"を名乗るチームよりもっと大きな存在が必要だろう。拠点については仕方ないんだろうけどね。もっと向こうでのレースが増えればいいな。何がソリューションかは分からないけど、僕はどんなモータースポーツでもアメリカで成功してほしいと思ってしまうんだ」

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