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アブダビGPのFIAスチュワードはライバルチームから向けられたフェラーリとハースF1チームの関係に対する疑問を受けて、今後は空力テストの共謀を阻止するとの裁定を下した。

来季からF1に参戦するハースF1と技術提携先であるフェラーリとの関係にライバルチームが疑問を抱く中、10月にメルセデスがFIAに宛てて明確化を求める書簡を送付。風洞施設の利用制限に関するレギュレーションを明確にしてほしいと求めたのだ。

スポーティングレギュレーションの別表に記された項目について、メルセデスは明確化を求めるのであればグランプリ週末にスチュワードに問題提起するよう言われ、実際にアブダビGPで申し立てを行った。

新規参入チームとして、ハースF1は既存チームと同等の制限を受けておらず、フェラーリとの技術提携の一環としてマラネロの風洞施設で独占的にテストを実施している。FIAは今年初旬に両者の関係性を調査した際、提携に問題なしと結論づけており、アブダビのスチュワードもその見解を支持したものの、今後は新チームが既存チームと同じレギュレーションに従わなければならないと定めた。

「提出された報告書(チーム施設の監査報告書を含む)を精査した結果、スチュワードは本日より以前に解釈された別表6および8の要求を満たしていない証拠がないことを確認した」

しかしながら、スチュワードはスポーティングレギュレーション別表6および8の曖昧さを解消すべく行動を起こしている。別表6にはチームが自らの知的所有権を保有すべきパーツのリストが記されており、別表8は空力テストに関する制限の詳細が記載されている。

メルセデスの懸念に答えたスチュワードは空力テストで集めた情報をチーム間で共有することは認められないと明言。スタッフを共有したり、通常のガーデニング休暇を挟まずにスタッフを入れ替えることもできないと定めた。加えて、テストがチーム自身のATR(エアロダイナミック・テスト・リストリクション)下において実施されない限り、外部関係者から空気力学面の情報を取得することは認められない。同じ風洞施設を使用したり、CFDクラスターが情報を共有したりせぬよう、適宜、適切なバリアを設置する必要がある。

もし今後、ライバルチームがこれに違反していると考えられる場合は次のグランプリ、例えば今なら来季の開幕戦であるオーストラリアで問題提起するようスチュワードは助言した。

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