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ピレリ、来季のタイヤ使用に関する概要を発表

Jim
2015年11月1日 « フォース・インディア、アストンマーチンと交渉中 | グリップの低さに苦悩するロータス »
© Sutton Images
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ピレリは2016年のタイヤレギュレーション計画を明かし、チーム、あるいは各ドライバーが使用するコンパウンドを幅広く使用できるようにするようだ。

レースにさらなるエキサイトメントを与えようと、ピレリはそれぞれのチームが使用するコンパウンドをある程度自由に選び、各マシンに合わせた戦略を採用できるようにする方向でF1のストラテジーグループと合意に達している。来年には既存のスーパーソフト、ソフト、ミディアム、ハードに加えて、5種類目の"ウルトラソフト"コンパウンドが登場する予定だ。

今季同様に、チームには引き続き週末あたり13セットのタイヤが供給されるが、一方で、現在はピレリが2種類のコンパウンドを選定した上で7セットと6セットに分け、硬い方のコンパウンドが"プライム"タイヤとして配分される形式はなくなり、各コンパウンドのセット数はチームが選択できるようになる。とはいえ、チームがリスクのある、または危険な選択をせぬよう、ピレリはレースにつき予め3種類のコンパウンドに制限しておくとのこと。その3種類のセット数に関してはチームの判断に委ねられる。

ピレリのレーシングマネジャーを務めるマリオ・イゾラは「われわれが3種類のコンパウンドを指定し、その上でチームが思い思いに13セットを選ぶアイデアだ。ただし、完全に自由なわけではない。多様性にひとつの要素を構えたわけだが、おかしな選択を回避するために完全に自由にすることはない」とコメントした。

各チームが3種類からミックスして選ぶにせよ、現在と同じく、レース中は2種類のコンパウンドを必ず履かなければならない。

「チームは3種類を選ぶことも可能だが、2種類を使わなければならない。1種類のコンパウンドだけでレースを走り切ることはできないのだ。1種類以上(編集部注:2種類以上)をレースで使わなければならない、ということは2種類または3種類を使用することも可能だ。セット数は同じ。もちろん、まだレギュレーションは最終決定していないものの、今と同じシステムでいこうというのが今のアイデアだ。したがって、フリー走行ごとにタイヤを戻す仕組みなども変わらない。それによってセットの大部分を選択するチャンスが与えられ、そして戦略を決められるようになるだろう」

また、イゾラは新たな計画がシーズン序盤のランダムな要素になると自信を見せつつも、マシンの必要性に応じて似たような選択になり始めるだろうとも認めている。

「当然、経験を積めば同じソリューションを見つけるだろうし、同じソリューションに集まっていくだろう。それが最善の解決策になるからだ。とはいえ、この多様性を採用してすぐの初期に関しては異なる選択になることは間違いないだろう」

「また、タイヤにシビアなマシンがある一方で、タイヤに優しいマシンもあることを考えると、マシンのデザインやドライバーのタイヤに対する感触などによっては異なる選択になる可能性がある。すべてが同じ方向性かどうかの問題だけでなく、マシンのデザインやドライビングスタイルも関わってくるのだ。中期的にはある程度の多様性が維持されるかもしれない」

同じチームに所属するドライバーがそれぞれ異なる選択をした場合について問われたイゾラは「議論中の詳細のひとつだ。最初の原案は完全に自由を与えることだったが、こういった詳細に関してはチームマネジャーらと共に議論する必要がある。私の意見では自由にしておくのがいいと思う」と答えている。

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