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対立を避けるアプローチに信念を抱くトッド

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2015年6月27日 « F1の"クラッシュと炎上"を恐れるウィットマーシュ | 「2020年にフォーミュラEはF1を上回る」 »
© Sutton Images
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FIA会長在任中の批判から学ぶことには前向きであるものの、モータースポーツ統括団体のトップとして対立を避けるアプローチは間違っていないとジャン・トッドが主張した。

前任者のマックス・モズレーと違い、トッドは任期中にF1の問題について対立することを避け、F1の外にも広く目を向けるやり方を選んでいる。F1の問題に対して、リーダーシップを発揮せずに距離を置いているとしばしば批判されるが、トッドは合意に基づくアプローチが進歩につながるとの信念を持っているという。

「私は全面的に批判を受ける準備はできているし、それが自分のプラスになるなら、批判から学ぶ準備もできている――それには対処できるし、知識を与えてくれるのなら喜んで引き受けよう」とトッドは述べた。「対立そのものよりも、対立を知ることの方が得るものは多いはずだ。そうはいっても、私の人生とFIAの歴史を詳しく見てもらえれば、必要に際して対立も経験していることが分かるはずだ。その対処は決して苦手ではない。避けることができるなら、避けるのを好むというだけだ。これがもっとグローバルなレベルであれば、戦争は少なくなるのではないかと思うよ」

バーニー・エクレストンはトッドが"民主的過ぎる"といい、F1の問題に"ばんそうこう"で対処しようとしていると批判するが、トッドはF1のCEOとの批判合戦に応じるつもりはないという。

「私はバーニーをとてもよく知っている。君は親友だと言ったその5分後に、私は今まで会った中で最悪のばか者だと他の者には話すだろう。それでも構わないよ。私は気にしない。ただし、私はそんな挑発には乗らない。それがスポーツのためになるのか? 不必要なゴシップを生むだけだ」

「バーニーやドナルド(マッケンジー/CVCキャピタルの会長)やピーター(ブラベック/F1会長)から、"こうしてみたらどうだ?"と言われれば喜んで検討する。だが、バーニーが"FIAのようなばか者は不要だ"と言うなら不快に思うよ。彼らがFIAを排除することなどできないからだ」

「それ(批判)は、建設的だろうか? 建設的なら彼は正しい。建設的でないならやめるべきだ。それは彼のスタイルなのだから、彼を変えようとは思わないよ。だが、私のやり方は違う。可能ならば不必要な対立は避けたい。常に何でも最後は破壊してしまう人々というのがいる。破壊するためにどんなことでもするんだ。私は、対話と議論を始めたい人々がいるのなら、そうすればいいと心から思っているよ。われわれも応じよう。それは少し過去のやり方とは違うかもしれない」

前のモズレーとの比較ではなく、自身の在任期間が終わった時に成否を判断してほしいとトッドは言う。

「マックスは非常に賢い人物で、自身のスタイルを持っている。自分が賢いとは言いたくないが、私には私のスタイルがあり、それはまったく異なっている。マックスは16年にわたって多くを成し遂げる時間があり、それをさまざまなレベルで実行した。それは彼の時代であり、今は私の時代だ。私がFIAへの貢献を終えた時に、何ができて何ができなかったかの判断をしてもらいたい。私は常に判断されているし、それもある意味仕事の一部だ。人は良い面を見たがるものだが、誰しも進みたい道、方向性を持っているし、目指す大志がある。それが私の生き方であり、私のモチベーションだ」

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