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FIA、エンジンコストに対処する考え

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2015年6月25日 « ブーリエ、2016年にも目を向け始める | F1に大改革は不要とトッド »
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FIA会長のジャン・トッドは、F1の中小チームの負担を和らげるためにエンジンコストを引き下げると誓った。

2014年に現在のV6ターボパワーユニットが導入されて以来、エンジンの代金は一部のカスタマーにとっては倍に増えており、昨年にはケータハムとマルシャが破産状態に陥った。現在のエンジンレギュレーションの下では財政的に困難だと中団チームのフォース・インディア、ロータスとザウバーは警告している。トッドはFIA会長としての力を使って彼らの代金を引き下げたいとしている。

「あまりに高価だということには同意する」とパリで少数のメディアに応対したトッドは打ち明けた。「これに関して、カスタマーにとってコストの最大値を設けられなかったことについては、私の責任だと考えている。それについては何とかしたい。遅いかもしれないが、しないよりはいい。われわれはカスタマーのコストに対処するつもりだ」

「問題について議論する。私はリアリストなので、やるからには確実に実現できるようにしたい。われわれが何かをするとして、それが可能ならば率先してそうしたいし、良いアドバイザーが必要だ――それについては得意分野だ――そのチャレンジを乗り越えられる可能性があるのならね。善処しよう」

「F1が頭痛を抱えているのなら、何が良い処方なのかを定義しなければならない。このエンジンを排除することが良い処方だという意見には賛成しない。高価すぎることには同意するが、私はこれらのエンジンが正しいという立場を共有している」

コスト管理の問題以上に、グリッドの中小チームは自分たちのF1の商業収益の分配を増やすよう働きかけており、商業権オーナーの不公平な分配を改めるよう求めている。しかし、トッドは最後のコンコルド協定が失効して以来、チームたちがF1のCEOであるバーニー・エクレストンと個別に契約を交わした点を指摘し、収益の分配を変えるのは自身の管轄ではないと述べた。

「チームたちがF1のコストについて不満を言っているのを耳にする。私はF1が高価すぎるという考えの持ち主だが、そうは言っても今のF1は10年前と比べれば費用は下がっている。今は新しい契約が結ばれた。ついでに言えば、全員が契約している。それは一部のチームにより好意的な条件となっている。そのため、契約して非常に満足な者もいれば、契約して非常に不満な者もいる。ただし、そこには共通点がある。彼ら全員がサインしたということだ」

「私は関与していないし、そうしないことは正しかった。FIAは関わっていない。私は連盟の会長として、喜んで責任をすべて引き受ける。だが、彼らは全員が条件を受け入れ、満足していた。本当に満足だったかどうかは知らないが、サインしたのは事実だ。ところが、今は不満だという」

中団チームにはF1に残って欲しいとトッドは言う。だが、彼らの運命は自分の手ではなく、彼ら自身の手にあると述べた。

「私に委ねられているのではない。だからこそ、われわれはマノーの生き残りを熱心に支持した。誰かが去ることは非常につらい。ケータハムがいなくなったことは私にとって失望だった。おそらく彼らはF1を過小評価していたのだろう。"金はある、やってみよう"と人々は思うんだ。だが、それは事実ではない。競争は非常に難しく、非常にタフだ。コンペティティブになることは非常に難しい。たとえコンペティティブだとしても、そうあり続けるのもまた難しい。メルセデスが楽をしすぎているという意見が不公平なのはそのためだよ。彼らは素晴らしい仕事をしている、それだけだ」

「ロータス、フォース・インディア、ルノー、マノーに残ってほしいと心から願う。だが、それは私にどうこうできることではない。これがF1だとぼやくのは不公平だよ。彼らはF1のコストを知った上で、自分たちより他のものに有利な条件だと知っていてそれを受け入れたんだ。もしかしたらスポンサーを過小評価したのかもしれない。非常に難しいのは分かる。私はスポンサーを見つけることに成功したが、時にはうまくいかないこともあった。その当時、F1で最大のブランドを代表していたにもかかわらずね。資金を見つけることは難しい。それは非常に競争的で、挑戦的な仕事だ。しかし、自分が満足していない理由、出て行きたい理由、ここにいられない理由として"虚偽の理由"を述べるのは不公平だろう。理由はいろいろあるはずだ。だが、少なくとも本当のことを言うべきだ。"私は勝ちたい・・・だが、勝てないのでやめる"と」

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