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レッドブルを抑えてハミルトンが今季初ポール!

M.S.
2010年6月12日 « ハミルトンがトップ、2番手にウェバー | レース3周目でピットインも? »
レッドブル勢からポールポジションをもぎとったハミルトン © Getty Images
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13日(日)日本時間2時(現地時間12日13時)から2010年F1世界選手権第8戦カナダGP予選がジル・ビルヌーブ・サーキットで行われた。

予選を前に実施された土曜フリー走行を制したのはマクラーレンのルイス・ハミルトン。2番手にレッドブルのマーク・ウェバー、3番手にフェラーリのフェルナンド・アロンソが入っている。4番手にはメルセデスGPのミハエル・シューマッハがつけたものの、チームメイトのニコ・ロズベルグはクラッチの損傷のため、60分のセッション時間のほとんどをガレージで過ごすことに。必死に修復作業に努めたチームは終了間際にロズベルグをコースへと送り出している。また、HRTのカルン・チャンドックはハイドロリック系の問題によりまったく走行ができない状態だった。

この週末のモントリオールはあまり天候に恵まれていなかったが、ここへ来て晴れ間が覗き、路面温度は31度まで上昇している。

20分で行われるQ1から予選セッションが幕を開けると、まずはヴァージンのルーカス・ディ・グラッシがコースイン。チームメイトのティモ・グロックや、ロータスのヤルノ・トゥルーリ、ヘイキ・コバライネンらがいち早く続き、フリー走行でトラブルに見舞われていたチャンドックも合流した。

次々とタイムが出始める中、まずはフェラーリのフェルナンド・アロンソがトップに立つ。チームメイトのフェリペ・マッサが2番手に入るも、ルノーのヴィタリー・ペトロフ、フォース・インディアのヴィタントニオ・リウッツィらがタイムを更新。さらにはマクラーレン勢も好タイムを刻む。開始から10分でハミルトンを先頭に23名のタイムが揃ったところで、ようやく最後の一人、ルノーのロバート・クビサが動き出した。

一度目のタイムアタックが落ち着いた頃には、ハミルトン、ベッテル、アロンソ、ロズベルグ、マクラーレンのジェンソン・バトンがトップ5に名を連ね、18番手にいるザウバーの小林可夢偉を含め、コバライネン、トゥルーリ、ヴァージンのティモ・グロック、HRTのブルーノ・セナ、ディ・グラッシ、チャンドックがノックアウトゾーンにいる状態。

トップに大きく引き離された1分27秒台のタイムにとどまるチャンドックは、何らかの問題が残っているのか1回のアタックのみでマシンを降りた。上位につけたドライバーがガレージからセッションの行方を見守る中、可夢偉はQ2進出を懸けて最後まで走行を続けるも、前にマシンがいる状態ということもあって、なかなかタイムを縮めることができない。チームメイトのタイムにわずかに及ばず、可夢偉は18番手でQ2進出かなわず予選を終えた。

他にQ1で予選を終えたのは19番手のコバライネン以下、トゥルーリ、グロック、ブルーノ、ディ・グラッシ、チャンドック。中盤でクビサが5番手までポジションを上げ、Q1のトップ5はハミルトン、ベッテル、アロンソ、ロズベルグ、クビサとなった。ハミルトンはこの週末初めてとなる1分15秒台をマークしている。

Q2が始まると、多くのマシンがソフト側のスーパーソフトコンパウンドを履いてガレージを後にした。17台が続々とタイムを出し、ベッテル、クビサ、アロンソが早々に1分15秒台にのせてくる。トップ10は今季4強といわれるレッドブル、マクラーレン、フェラーリ、メルセデスGPの面々とクビサ、スーティルで占められた。

足切りとなる11番手以下にはリウッツィ、ウィリアムズのルーベンス・バリチェロ、ペトロフ、ハイメ・アルグエルスアリ、セバスチャン・ブエミ(共にトロ・ロッソ)、ザウバーのペドロ・デ・ラ・ロサ、ウィリアムズのニコ・ヒュルケンベルグが並んでいる。

その後は再び1分15秒台をたたき出したハミルトンがタイムシートの頂点に。一度ガレージに戻ったマシンもコースへ復帰し、17台すべてが終盤までタイムアタックを続けた。ボーダーライン上にはシューマッハ、バトン、マッサらトップチームのドライバーも含まれ、Q3をかけて激しい争いが展開される。

バトンとマッサはタイムを更新してQ3に駒を進めたが、シューマッハはミスを犯してタイム更新ならず。今季初めて予選トップ10を逃した。ここで予選を終えたのは11番手バリチェロ以下、ヒュルケンベルグ、シューマッハ、ペトロフ、ブエミ、アルグエルスアリ、デ・ラ・ロサの7名で、ポールポジションを争う10名はハミルトン、ベッテル、アロンソ、クビサ、ウェバー、バトン、ロズベルグ、リウッツイ、スーティル、マッサに絞られた。

Q3が始まると、まずはソフト側のタイヤをチョイスしたバトンとハミルトンのマクラーレン勢からコースイン。ソフトタイヤを選ぶマシンが多い中、ハード側のミディアムコンパウンドを履いたレッドブルの2台もそれに続く。まずはQ1とQ2を制したハミルトンが最速タイムを記録した。ウェバーがそれに迫る走りを見せる中、ハミルトンはいったんピットへ。再びオプションタイヤを選んでガレージを離れた。

ハミルトンのタイムをターゲットに各車アタックを敢行し、アロンソ、次いでウェバーがトップタイムを更新。ベッテルも自己ベストを上回るペースで走ったが、暫定トップに立ったチームメイトには届かない。そして、最後にアタックを終え、レッドブル勢からポールポジションを奪いとったのはハミルトン。タイムは1分15秒105だった。久しぶりのポールに喜ぶハミルトンだが、燃料切れでピットまでたどり着けずコース上にマシンをとめている。

2番手にはウェバー、3番手にベッテルが入り、開幕から前戦までポールポジションをキープしてきたレッドブル勢がついにその座をライバルに明け渡した。4番手以降はアロンソ、バトン、リウッツィ、マッサ、クビサ、スーティル、ロズベルグと並ぶ結果だ。

カナダGP決勝レースは日本時間14日(月)深夜1時からスタート予定。今シーズンは1ストップが中心だったが、タイヤのマネジメントが難しい今週末は違った展開が見られそうだ。決勝レースもお楽しみに!

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