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給油経験者も未経験者も、復活によってマシンが速くなることには賛成だという © Sutton Images
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F1のトップドライバーたちは、給油の復活や未来に向けたレギュレーション改革案をおおむね支持している。

ストラテジーグループは先週、スペクタクルを増やし、マシンを速くすることを目標にしたレギュレーションの改革案を発表した。目指すのは2000年代前半のようなラップタイムを取り戻し、現代F1マシンのドライブが簡単すぎるという悪い印象を振り払うことだ。

こうした提案が出されたことは、F1が2010年に給油を禁止した頃から間違った方向に進んでしまったということの証明だとフェルナンド・アロンソは述べている。彼の元チームメイトのフェリペ・マッサは給油復活を歓迎した。

「給油復活はいいと思う。レースもクルマも速くなるから」とマッサは述べた。「重いクルマで走ると、すごく技術的なレースになってしまう。ドライバーとしても前の方がずっと良かった。だから僕は給油復活に賛成だ。その方が面白いと思う」

マッサはまた、タイヤルールの変更案についても意見を述べている。ワイドタイヤの導入や、グランプリに先立って2種類のコンパウンドをチームが自由に選べるようにする案が出ている。

「加えてチームがタイヤを選べるようになれば、レースの一部が変わるだろう。ピレリはほとんどのレースで正しいタイヤを選んでいると思うよ。中には少しコンサバ過ぎると思うところもあるし、そうじゃないところもあるけど、85から90%のレースは正解に近い。でもチームによっては、特にクルマが良くないところだと、リスクを冒すことも考えられる。そうなると予選で速いタイヤを選ぶチームが出てきて、少し様子が変わるかも。レースでは戻ってしまうかもしれないけどね」

同様に給油時代のレースを経験しているジェンソン・バトンは慎重ながら賛成を表明した。

「いいか悪いかで答えられる質問じゃないよね?」とバトンは述べた。「まずは安全が第一だ――給油をなくしたのはそのためだったはず――それからお金の問題、コストも。でも、レースに関していうなら、給油があった頃は素晴らしかったと思う。1周目で何かトラブルがあっても、違うことをやってレースをひっくり返せた――今はそれがすごく難しい・・・」

4度のワールドチャンピオン、セバスチャン・ベッテルは方向転換に戸惑う様子も見せたが、より良いレースになるなら支持すると述べた。

「一度給油を禁止したのに、まだ戻すんだね」と彼は述べた。「僕は別にすべてを理解する必要はないし、ドライバーとしては給油が可能になることで少し速くなるんならいいことだよ」

レッドブルのダニエル・リカルドは給油のない時代でしかレース経験を持たないが、ドライバーとファンにとって良いレースになるのなら、どんなことでも賛成すると述べた。

「それでレースが速くなって、ラップタイムが上がり、スタートでGP2に近いペースで走らずに済むんなら、いいことだと思う」と彼は述べた。「僕はレース中に給油したことがないから、ドライバーにマイナス面があるのか分からないけど、レースペースは改善する必要がある。今のレースは決して身体的に楽なわけじゃない。今でも汗はかくし、クルマを降りる時はトレーニングを終えたような気分だ。でも、そういう新たなレベルはチャレンジをもたらす。いい方向性に向かっているように聞こえる」

10年前と比べてレースのタイムが10秒遅くなっていることについて、F1は両手を広げて改革を受け入れるべきだとリカルドは述べた。

「今は速く感じられないし、特にスタートが速くないのは明らかだ。その点でF1はもっと改善できると分かっているんだから、いいことだよ。聞いた限りではこの案が承認されて導入されることになりそうだ。ドライバーの観点からマイナス面は見えない。みんなそれを望んでいると思うよ。もっと長く、ハードに走れるんならいいことだ。僕らはもっと速くならないと。それがファンのためにもなるはずだ。もしかしたら僕らが少し失ってしまった尊敬を取り戻せるかもしれない」

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