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Hondaは今季の残るトークンをパワー・ユニットのどのエリアに投入するかまだ決めていない。

シーズン中のエンジン開発において、Hondaはメルセデス、フェラーリ、ルノーがシーズン前に残した数の平均である9トークンを使用することができる。今年に象徴的なパートナーシップを復帰させて以来、マクラーレン・ホンダは多数の初期トラブルに見舞われ、まだポイントに手が届いていない。

トークン数に限りがあるため、Hondaにはどのエリアを開発すれば最大のゲインを得られるか特定する必要があり、そのためにこれまでのところ具体策の考案に遅れが出ているとF1プロジェクト総責任者の新井康久氏は話した。

「今のところそのようなはっきりしたプランはありません」と新井氏はスペインGPの週末に述べている。

「残りは14レースで、われわれはトークンの効果的な使い方を見つけなければなりません。9トークンがあり、まだどこでそれを使うか決めていません」

Hondaは潜在的な開発エリアとして多くの部分を検討していると新井氏は続けた。

「われわれはすでに、どのエリアが最も効率的かについて態勢を整え、もしくは確認しました。われわれがどれだけのトークンを費やすかのプランを立てることは分かっていますし、まさに今そのプランを立てています。一つは燃焼機関で、エネルギーがきわめて重要なため、MGU-K(運動エネルギー回生装置)とMGU-H(排気熱エネルギー回生装置)もそうです。内燃機関とエネルギー回生システムがとても重要です」

「もっと馬力が必要です。もしかしたら燃焼コンセプトやターボチャージャー、もしくはカムシャフトといったパーツを変更するかもしれません。私たちは今、どのパーツが最も効果的か確かめているところです。燃焼コンセプトの変更にはトライすべきでしょう。なぜなら、他のパワーユニットサプライヤーが常により良い燃焼特性について考えているかもしれないからです」

新井氏とマクラーレンレーシングディレクターのエリック・ブーリエは5基目のエンジンを使用可能にする案を支持していた。この案の実現を希望していたHondaだが、先週に実施されたF1ストラテジー・グループの会合にて同案は否決されている。

一方、スペイン『Marca(マルカ)』紙によれば、HondaのS660の開発責任者として知られる椋本陵氏が今季中の勝利は難しいと語ったという。目標はシーズン末までに3番手のチームにアプローチすることだと話した椋本氏は、次のように続けたとのことだ。

「僕たちはまだ限界に近づいていません。まだ進歩を続けていますが、単純ではありません。僕らは戦いますが、まだ遠く離れています。他のチームのように限界まで持っていくことができません。僕らのエンジニアは、これまでのところ70%のパワーを引き出しました」

「僕らのエンジンは新しいので、経験を積まなくてはなりません。他のマニュファクチャラーと比較することはできません。このデザインを使う前に研究しました。何かがうまくいっていないのは認めざるを得ませんが、トークンを使うときにはずっと良くなるはずです」

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