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反F1のフォルクスワーゲン会長が退陣

M.S.
2015年4月27日 « 相棒のマシンと違いがあるとメルヒ | 優れた観察眼で才能を見てほしいとペレス »

フォルクスワーゲン(VW)が近年のF1に参入しなかった原因だと長く見なされてきたフェルディナンド・ピエヒ監査役会長が辞任した。

マルティン・ウィンターコルンCEOとの権力争いに敗れたピエヒ元会長は先週末に会長職を退いた。VWの理事会は次の会長としてウィンターコルンを支持しており、1993年から続くピエヒの在任期間に即時有効なものとして終止符が打たれた。

78歳のピエヒ元会長はF1最高権威のバーニー・エクレストンと個人的に半目しており、VWブランドのF1参入を妨げる主要な障害の一つと考えられていた。皮肉なことに、エクレストンは前戦バーレーンGP開催時にピエヒ元会長の関係に言及しつつ「これらの人々の参入につながるなら喜んで退陣する」と『BBC』へ語っていた。

8年のCEO在任期間でウィンターコルンがモータースポーツ界におけるVWの存在感の強化と成功に果たしてきた貢献は大きいが、そこにはF1が含まれてこなかった。ここ2年の世界ラリー選手権でフォルクスワーゲンが優勝し、世界耐久選手権ではアウディが長く権勢を誇っている。また、後者のシリーズには最近になってポルシェの名が加わった。GTの各シリーズにはアウディとポルシェに加え、VWグループブランドのランボルギーニやベントレーが参戦している。これらの成功にもかかわらず、ピエヒはエクレストンによるF1の治め方を嫌い、在任期間を通してVWグループがエクレストンの運営するシリーズに参入することを許していない。

レッドブルとそのエンジンサプライヤーであるルノーの関係が不安定になっている中、同チームとVWグループを関連付けるうわさは継続しているものの、どういったパートナーシップであれ2017年までは実現することはなさそうだ。

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