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今年もライバルたちに背中を見せるメルセデス © Sutton Images
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メルボルンに向けて荷造りするメルセデスのライバルたちにとって、2015年に待ち受けているチャンレンジはきわめて明確だ。

先週末にバルセロナで行われたプレシーズンテスト最終回では、現チャンピオンチームのメルセデスが投入する新車W06の本当の力があらわになった。

2014年のランキング2位だったレッドブルを率いるクリスチャン・ホーナーは、メルセデスが計測したラップタイムのいくつかが"不吉で"ときに"憂うつ"でさえあったと話している。

冬季テストの調子はあてにならないというのがこれまでF1界に浸透していた考え方で、各チームは本当の序列が見えないままオーストラリアに旅してきた。だが、最近は少し違ってきているようだ。

メルセデスのニコ・ロズベルグが「僕らには他の人たちが何をやっているか分かっている」と語ったとフィンランド『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙が伝えた。

「他の人たちがどれくらい速いかだけに集中する人が一人いるんだ。データとグラフがあって、そこから他の人たちがしていることが分かる」

ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によれば、その人物とはジェームズ・ボウルズだ。ボウルズは最新式のGPSベースのシミュレーションプログラムを一任されており、このプログラムからチームのリードや、ライバルであるウィリアムズ、フェラーリ、レッドブルがどれだけ離れているかが分かる。

ボウルズは「メルセデスはフェラーリ自身と同じくらい、フェラーリがどこにいるかについて知っている。逆もまた同様だ」と認めた。

報じられるところによれば、メルセデスのプログラムからは同チームのバルセロナにおけるペースが次点のマシンに比べて0.8秒もの大差をつけていることが汲み取れるという。

そして、前述の3チームにはそれぞれ0.1秒ほどの差しかない模様だ。

ロータスのロマン・グロージャンは『RMC Sport(RMSスポール)』に「機密事項だから僕達がどこにいるかは言えないけれど、メルセデスがベストチームだってことははっきりと言える」と話している。

「彼らは現時点で他の全員より1秒前にいると思うから、本当に信じられない仕事をしたね」

ウィリアムズの計算でも同様の結果がでているようで、テクニカル部門を束ねるパット・シモンズはメルセデスのギャップが"1年前と非常に似た状態"を保っていると明かした。

また、フェラーリのセバスチャン・ベッテルはスペイン『AS(アス)』紙に「2週間で僕らにはもう少し分かってくるだろうけれど、フロントローにいるのが誰かなのかははっきりしている」とコメント。

「僕らの狙いはその次の2つになる」

ロズベルグもこれに同意し、「シーズンの最初はいいレースができるだろう。去年の選手権で優勝しているし、プレシーズンでも最速だったから、僕らが有力候補。僕たちはすごく楽天的だよ」と語った。

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