News

  • サム・バード

F1チームは才能よりお金を偏重

Me
2015年1月9日 « シーズン中テストの2日は若手用 | アロンソのフェラーリ離脱は必然とトゥルーリ »
フォーミュラE第2戦マレーシアで勝利を飾ったバード © Sutton Images
拡大
関連リンク

F1チームはもはや、最高のドライバーを探して世界のトップレースカテゴリーに目を向けることもしなくなってしまったとメルセデスの元テストドライバー、サム・バードが語った。

9日(金)に28歳になった彼は最近までメルセデスのシミュレーターを担当していた。GP2ウイナーでもある彼は以前ならばF1のドアを激しくノックしていただろう。

だが、代わりに彼は新しいフォーミュラEシリーズで活躍中だ。そのグリッドには、ヤルノ・トゥルーリやジャン-エリック・ベルヌといったF1経験者と、それに後一歩のところまで近づいたバードやアントニオ・フェリックス・ダ・コスタのようなドライバーが多くいる。

マレーシアでレース勝利を飾ったバードは現在ランキング3番手。しかし、10日(土)のブエノスアイレスでのレースを前に、この結果によってF1が自分に目を向けてくれるとは思わないと述べた。

「F1がこれを見て、"なんていいドライバーだ! 彼を獲得しなきゃ"なんて思ってくれることはないだろう」と彼は『The Times(タイムズ)』に述べた。

「底なしの資金を持ってでもいない限り、彼らはドライバーのことなんて本気で見ていないんだ。今ではね」

F1チームはお金と才能をてんびんにかけることを強制されているが、こうした方針は最終的にしっぺ返しをもたらすとバードは考えている。

「長い目で見るとF1には若手が必要になる。フェルナンド・アロンソ、ニコ・ロズベルグ、ルイス・ハミルトンやジェンソン・バトンがいられるのはあと少しだ。彼らがいなくなったらどうするの?」と彼は述べた。

「ビッグチームは賞金を手にするためのポイントを獲得するためにお金を使いすぎている。その賞金で彼らはさらに裕福になる。ビッグチームの優位は永遠に続くんだ。だから小さなチームは1,500万とか2,000万ユーロを持っているドライバーしか選択肢がない」

「チャンスを与えられるべきポテンシャルやリザルトを持ったドライバーは、僕であれ、GP2や耐久シリーズのドライバーであれ、何人かいる。でも、資金がなかったためにわずかな可能性さえも与えてもらえなかった」とバードは付け加えた。

「すごく悔しいよ。でも、それが現実なんだし、どうせ変わりはしない」

© ESPN Sports Media Ltd.