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今も生きているフォルツア・ロッサのプロジェクト

M.S.
2014年10月30日 « US GP予選は4台ノックアウト方式に修正か | NASCARとF1の日程衝突は今年で終了 »
フォルツァ・ロッサに関与しているコレス © Sutton Images
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ケータハムが管財人の手に渡った今、同チームを管理する立場にあった面々がフォルツァ・ロッサのプロジェクトに活動の焦点を戻すかもしれない。

謎めいた投資家グループがトニー・フェルナンデスからケータハムを買収する以前、コリン・コレスはフォルツァ・ロッサと呼ばれるルーマニア発のF1プロジェクトに深くかかわっていた。

ケータハムのチーム経営が破綻する中で、同チームのアドバイザーを務めたコレスと共にコンスタンティン・コジョカルという人物がチームにかかわっていたことが明らかになっている。

ケータハムF1チームの新オーナーと株式譲渡の過程について争っていたケータハム・グループは、コジョカルを元"清掃員"だと指摘していた。

しかし、新オーナー側が反論したように、コジョカルは元プロサッカー選手で、ルーマニアのサッカークラブであるステアウア・ブカレストに所属していたとF1ビジネスジャーナリストのクリスチャン・シルトが『Independent(インディペンデント)』紙に記している。

シルトの主張によれば、ケータハムが管財人の管理におかれる際の裁判所文書に引用された発言において、コジョカルはフォルツァ・ロッサにF1参戦のエントリーが承認されたことを認めているという。

「2014年6月にフォルツァ・ロッサはFIAから今後2年間のF1エントリーを認める同意書を受け取った」

「フォルツァ・ロッサは2015年シーズンに参戦することを望んでいるが、準備期間が不足しつつある」とコジョカルは述べている。

財政面にも問題を抱えているかもしれない。ルーマニア政府の大臣を務めたことのあるイオン・バザクがこのプロジェクトを率いているものの、ケータハムの崩壊は投資家がランニングコストを支払えなかったためだとコジョカルが認めているのだ。

「フォルツァ・ロッサは2015年に向けて他の可能な準備手段を探していると理解している。ルーマニアの私の支援者たちとコンタクトをとるのは非常に難しいことが分かった」とコジョカルは言う。

一方、グリッドの後半にとっては奇妙な状況になっている。ランキングの最後方にいる2チームが戦線離脱したものの、フォルツァ・ロッサとハースF1チームが舞台袖で出番を待っているのだ。

重要な日付になるのが11月1日(土)だ。このときまでに各チームは2015年世界選手権に公式に参加するための費用である50万ドル(約5,500万円)を支払わなければならないとスイス『Blick(ブリック)』紙が伝えた。

F1で最も資金があり、競争力が高いと目されるレッドブルのドライバーを務めるダニエル・リカルドだが、振り返れば2011年のデビューは消え去った新規参入チームの一つ、HRTからだった。

F1がまたバックマーカーを失うのは残念なことだとリカルドは語っている。

「(HRTが)いいステップになったのは間違いない。目立たないところで学ぶことができるんだ。だから、そのことをとっても、全体の数という意味でも、本当に残念。フルグリッドを目にするような経験は他にはない。最高のスペクタクルさ。その面から、そしてドライバー育成の面から、僕らにはもっと多くのマシンとチームが必要だ。これがずっと続く損失ならば、悲しいことだね」

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