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ベッテルがフェラーリですぐに成功するのは困難

M.S.
2014年10月6日 « マルシャ、ビアンキへのサポートに感謝 | FIAの運営を支持するバトン »
今は離脱だけが明らかになっているベッテル © Sutton Images
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メルセデス非常勤会長のニキ・ラウダは、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がフェラーリに移籍すればチームにとってはいいことかもしれないが、ベッテルにとっては短期的に見ればそれほどいいことではないと考えている。

鈴鹿にてラウダはベッテルがレッドブルを離れるとのニュースに驚いたと認めていた。

「ああ、もしくは、少なくとも発表のあった日は(驚きだった)。鈴鹿にいた誰もがそれを予測していなかった」とラウダは『Osterreich(エステルライヒ)』紙に語る。

「ベッテルが離脱をチームに告げたのは金曜日の夜8時半のようだ。出し抜けにね。私としては一つだけ疑問がある。彼は前もってディディ・マテシッツ(レッドブルオーナーのディートリッヒ・マテシッツ)に告げたのか? 彼がそうしていたならば、すべて問題ない」

ただし、ベッテルの告知のやり方は、ヘルムート・マルコ博士をも含むレッドブル首脳陣ともはや良好な関係にないことを示しているとラウダは主張した。

「今やご承知の通り、彼は(自分の決断を)彼らに話さなかった」

だが、レッドブルがもはや自分のために働いていないとベッテルが結論づけたならば、"新たなモチベーションを求める"のは正しいとラウダは言う。

その新たなモチベーションとは危機にあるフェラーリだ。フェルナンド・アロンソが間もなくチームを去ると見られているのに加え、これまでに首脳陣を次々とすげ替えてきたフェラーリはチーム再構築の過程にある。

『La Repubblica(ラ・レプブリカ)』紙はベッテルがトータルで6,000万ユーロ(約82億3,000万円)に達する3年契約を結び、2019年までの追加2シーズンのオプションがあると報じた。

同紙によれば、レース優勝やタイトル獲得でベッテルはさらに多くを手にすることができるという。また、ベッテルは遡れば8月からの期間をかけて、フィアット会長のセルジオ・マルキオンネ含むフェラーリ側と交渉をしてきたとのことだ。

「危機の中で数年を過ごしたフェラーリの新たな始まりだ。まるでシューマッハのようだ。今回、彼らは誰もが尊敬できる4度のチャンピオンを獲得する」

とは言え、パートナーシップがうまく機能し始めるには時間がかかるとラウダは警告。ベッテルがフェラーリでタイトルに挑戦できるか問われ、「多分できない。彼らが十分なだけのマシンを得るにはもっと時間がかかるだろう」と答えている。

また、これほどベッテルのフェラーリ入りがささやかれているにもかかわらず、なぜ両者が公式に新しいパートナーシップを発表しないのか理解できないとラウダは話した。

「彼らがなぜすぐにリアクションしないという愚を犯しているのか私には理解できない。レッドブルのプレスリリースに彼らが驚かされた際に、彼らはただ"ベッテルはうちに来る"と言うべきだった」

もう一つの疑問は、フェラーリを離れたアロンソがどうするかだ。ラウダは確信をもって、アロンソとフェラーリの契約は先週の2日(木)に両サイドで終了したと明かしている。

ドイツ『Sport Bild(シュポルト・ビルド)』はマクラーレン・ホンダがベッテルに1シーズン4,000万ドル(約43億8,000万円)のオファーをしたものの、ロン・デニスが要求したのは最低でも2年の契約だったと主張した。

同誌はアロンソが2015年に1シーズンのオフをとる可能性をも示唆しているといい、来年は友人のマーク・ウェバーとル・マンで戦うかもしれないと報じた。

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