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新DTM王者、F1の夢を見ず

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2014年9月17日 « ハイもローも経験したウェーレイン | シンガポール上空にヘイズ »
元F1ドライバーのグロックも若手の意見に賛同した © BMW
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ドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)のチャンピオンになったばかりのマルコ・ヴィットマンは、F1に行くことを夢見てはいないという。

ドイツのプレミアツーリングカーシリーズからF1へと進んだ先輩にポール・ディ・レスタがいるが、24歳のヴィットマンはDTMで満足している。

先週の末ラウジッツリンクで、BMWをドライブするヴィットマンはシーズンの2戦を残して2014年のドライバーズタイトルを決めた。

しかし、モーターレースの最高峰にあたるF1に行く考えを聞かれ、彼は"今は全く考えていない"と語った。

「僕はBMWでDTMを戦うことにものすごく満足している」と彼は『Speed Week(スピード・ウイーク)』に述べた。

今のF1に興味を持てない理由は、勢いを増す"ペイドライバー"の状況だとヴィットマンは説明した。

「若いドライバーが扉の前にお金の詰まったスーツケースを積み上げるのを見ると、ドライバーとしては、それはスポーツとしてどうなのって思う」と彼は認めた。

同じ考えを持つDTMドライバーがティモ・グロックだ。彼は2012年末にマルシャのシートを失い、ヴィットマンと同じく今はDTMでBMWをドライブしている。

彼はこう述べた。「本気でF1のことを考えられるのは、スーツケースいっぱいのお金を持つ人だけ」

「トップチームに選ばれるか、1年間報酬を払ってくれる誰かを探すしか方法はない」

「それなのに、それ以降の保証はどこにもないんだ」と、F1時代にトヨタにも所属していた32歳のグロックは語った。

「ひどいのは、500万から1,000万(ユーロ)も必要なのに、それでたった1年しか乗れないことだ。そして、もっと厚い財布を持った誰かがやってくる」

今のF1の状況は、ヴィットマンのような才能ある若手に自問させているとグロックは言う。「もし契約が得られたら、山ほどのお金を払ってたった1年のために全てを犠牲にする?」

「僕が彼(ヴィットマン)のマネジャーだったら、BMWに残った方がいいってアドバイスするね」とグロックは付け加えた。

© ESPN Sports Media Ltd.